HAVE A NICE SEX! - 特集:HIVの定期検査

検査をしよう!

HIVに感染していることを知らずにいると、体内でウイルスが増えてエイズや重い病気を引き起こします。早めに検査をして治療をすることは、自分にとってもセックスの相手にとっても大きなメリットがあります。
PrEPを開始する前にも、検査をすることが大切です。

検査を受けるタイミングは?

いつ検査をすればいいか、わからなくなるときありますよね。タイミングを待っているあいだにもセックスはあるわけだし。不安があれば、まずは一度検査をしてみることをおすすめします。
検査では、HIVそのもの(抗原) あるいはHIVに感染したときに起こる身体の反応 (抗体) を調べます。そのため、感染してから約90日以内は、検査をしても見つけられないことがあります。今日検査したら、90日前の状態が正確にわかると考えても良いでしょう。
90日以内に感染の機会 (リスク) があるセックスが続いている場合は、半年おきなど定期的に検査をしましょう。

こんなとき、
どうやってHIV検査
をしたら
いい?

お金がかかるから検査に行けない

保健所では無料・匿名で検査できます。

近くに検査を受けられる
場所がありません

郵送検査があります。また、他の地域の保健所やクリニック(医療機関)でも検査できます。

仕事が忙しくて、
昼間に検査にいけません

クリニック(医療機関)や郵送検査があります

HIV以外の性感染症も検査したい

保健所やクリニックでクラミジアや淋菌、梅毒を検査できます。症状がある場合はすぐに治療を開始できるクリニックに行くのがおすすめです。

PrEPやってるから(検査受けなくても)大丈夫だよね

PrEPでは薬を飲むことと定期的な検査はセットと考えてください。スタート前に1回、そして3ヶ月ごとに1回、定期的に検査をしましょう。

Column │ 専門家コラム

HIVに感染しているかどうかは、検査を受けないとわかりません。 感染しているか不安な方は、保健所やクリニックで検査を受けるようにしましょう。HIV検査は、「スクリーニング検査」と「確認検査」 の2段階で構成されています。「スクリーニング検査」はHIVに感染している可能性のある方をふるい分ける検査です。 スクリーニング検査陽性となった方のうち、 本当に感染している方を特定するのが 「確認検査」 です。また、郵送検査の結果が 「要確認」 だった場合には、保健所やクリニックで再度検査を受けることが重要です。

東京健康安全センター
微生物部ウイルス研究課長

長島 真美 先生