
2024年、全国でHIV感染がわかって報告された人は、全体で994人でした。そのうちエイズを発症してから感染がわかった人は332人と、全体の33.4%でした。
東京都は290人で、全国の報告数に対する割合は29.2%でした。全国で最も報告数が多い都道府県になっています。
また男性同士のセックスにより感染したと推定された人が587人で全体の59.1%と高い割合になっています。
■男性とセックスする男性
■それ以外

2024年、全国で梅毒感染がわかって報告された人は、全体で14,829人でした。
2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で報告が減少しましたが、その後急増しています。
全国の報告数の約1/4は東京都からの報告で、全国で報告数が最も多い都道府県になっています。

HIV感染症はいまだに完治はできませんが、抗ウイルス薬による治療を続けることで、血液中のウイルス量を抑えて、免疫機能を維持・回復させることができます。治療で血液中のウイルス量が抑えられていればセックスする相手に感染することもなくなります。梅毒は適切な治療により完治が可能です。しかし、感染していることに長期間気付かないでいると、様々な合併症を引き起こしたり、治療が難しくなることがあります。治療後に再感染することもあります。保健所や都の検査相談室などでは、無料・匿名で検査を受けられる場所があります。自分とパートナーのために、定期的に検査を受けるようにしましょう。

菊池 正 先生