抗生物質で治療を行います。梅毒のステージ(進行具合)によって、最低でも4週間、遅くわかると12週間は薬を飲み続けなくてはいけません。
最近、お尻への注射で治療を行うこともあります。注射での治療の場合は、1回で終わる場合もあれば、ステージによって1週間おきに3回注射をする場合もあります。
梅毒はコンドームで感染のリスクを下げられます。しかし気をつけていても感染を防ぐ事が非常に難しいのが特徴です。またPrEPでは梅毒の感染を防ぐことはできません。そのため定期的な検査を受けて、感染がわかった場合は早めに治療することが重要です。
保健所、検査イベントで無料・匿名で受けられますが、HIV検査とセットで受ける必要があります。
医療機関では、営業時間次第で夕方や週末など、都合のよい時間に受けられます。ただし有料で、カルテを作る必要がある場合もあります。
検査の方法によっては、以前に梅毒の治療をしたことがあり、治療が終わっている人でも陽性と出る場合があります。自分の受ける検査の種類に注意しましょう。
※過去に治療経験があり、治療済みの方であっても陽性と出る場合がある
※TP抗体検査とRPR法の結果を両方見ることで、今感染しているか、前に感染したことがあるのかを判断をします。
性感染症というと、怖いイメージがあるかもしれません。しかし、正しい知識を持っていただいて、 もしリスクが高いセックスをしたかなと思った場合には検査を受けて、何か症状とか出てきたら、速やかに治療していくことが大事かなと思います。それに本当に尽きると思います。それに気をつけて、あとはセックスを楽しんでいただければと思いますね。
谷口 俊文 先生