血液中のHIVの量が検出限界未満(Undetectable)のレベルに治療で継続的に低く抑えられているHIV陽性者からは、セックスによって他の人にHIVが感染することは、もはやありません (Untransmittable)。
治療でウイルスを抑えているHIV陽性者とHIV陰性のパートナーの間で行われた、約130,000回のコンドーム無しの挿入を伴うセックスを世界的に調査して得られた結果が、U=Uなのです。
治療でウイルスを抑えているHIV陽性者とHIV陰性のパートナーの間で行われた、約130,000回のコンドーム無しの挿入を伴うセックスを世界的に調査して得られた結果が、U=Uなのです。
オーラルセックス、 膣性交、アナルセックスなどセックスのやり方や、陽性者がウケなのかタチなのかなど、様々なデータが世界中で記録され、集められました。そしてこれら全てのセックスに対し、U=UではHIV感染がなかったことが証明されています。
U=U 2020
HIV/エイズのakta youtube
最近聞くようになったU=Uメッセージの受け止め方は、 自分自身がHIV自体をどう思っているか、人とセックスすることをどう思っているか、そういった事と密接に関係していると思います。 長期間にわたる世界的なエビデンスの蓄積を理解するということももちろん重要ですが、HIVやセックスについて改めて考えるということが求められている、そのようなメッセージだと思います。
大北 全俊 さん
「予防」と一言に言ってもいろんな形があり、U=Uは「相手にうつさない」「社会全体の感染を抑える」といった予防に、 陽性者が参加していることを教えてくれるキーワードの役割をしていると思います。 HIV陽性者は「予防に失敗した人」ではなく、その後も「予防に参加している」という事をU=Uを通して知ってほしいです。
奥井 裕斗 さん