複数の予防方法が選択できるようになった今でも、やはりコンドームの手軽さは魅力的。全国のコンビニやドラッグストアなどで簡単に入手することができますし、しかも数百円で買えます。PrEPのように予備知識や事前準備、まとまった金額の出費を必要としないため、だれでもがすぐに使うことができることが最大のメリットです。
PrEPは画期的ですが、梅毒やクラミジアなどの性感染症までは予防することができません。その点、コンドームはある程度は防いでくれます。PrEPかコンドームかという二者択一ではなく、それぞれいいとこどりをして、その時の自分に合った方法を取るといいのではないでしょうか。
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実際に、男性同性間でのアナルセックスのときにコンドームを必ず使っている人の割合は、この15年くらいの間に4割から2割へと減っていますが、だからこそコンドームをもう一度見直してみるタイミング。そのときの自分とセックスの相手の希望に柔軟に折り合いをつけるために、コンドームという選択肢を手放さず、上手に使い分けてみませんか。
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PrEPは、HIVに感染していない人が抗HIV薬を服用し、HIV感染を予防する方法です。最大のメリットは、感染リスクを相手まかせにせず自分自身でコントロールできること。不安を抱えながらではなく、安心してセックスを楽しむための、自分自身のための選択肢です。
日本でゲイバイ男性などに推奨されているPrEPの服薬方法は、①1⽇1回1錠を毎⽇服用するDaily ②リスク⾏為の前後に服用するon demand のどちらかです。自分のライフスタイルやセックスの頻度に合わせて、無理なく続けられる方法を選べます。抗HIV薬(ツルバダorデシコビ、またはそのジェネリック)を使用します。
PrEP in JAPAN
PrEPは安全に続けるために、PrEPスタート前と後に、必ずHIV検査をしてHIV陰性であることを確認し、B型肝炎、腎機能、他の性感染症の検査も受ける必要があります。
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日本ではPrEPの薬が保険が効かないため全額自己負担です。ジェネリックを扱うクリニックや個人輸入を利用している人が多いのが現状です。自分にあったクリニックの選び方や個人輸入の方法など、注意すべきことがあります。
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HIVの治療は進歩していて、HIVに感染しても健康で長生きができるようになりました。さらに、治療を続けてウイルス量が検出限界未満の状態を6ヵ月以上キープできていれば、セックスによって相手にHIVを感染させるリスクがゼロとなります。このことをU=Uといいます。Undetectable(検出限界未満) = Untransmittable(感染しない)の略です。
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U=Uにはいくつものエビデンスがあります。2016~2019年に実施された3つの国際的な研究※では、合計で約130,000回のコンドームなしの挿入をともなうセックスが調査されましたが、ウイルス量が継続的に検出限界値未満に抑えられているHIV陽性者からの感染は、ただの一例もありませんでした。これらは、オーラルセックス・アナルセックス・膣性交・タチ・ウケなども問いません。そして、予防なし(コンドームやPrEPなし)のセックスでも、U=UならHIVは感染しません。
※PARTNER1、PARTNER2、Opposites Attract
U=U Japan Project
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HIV陰性でも陽性でもどちらかわからなくても、コンドームは便利なアイテム。さらに今は、陰性ならPrEPも始められる、陽性なら治療を続けてU=Uの状態になれる。HIV検査を受けて、自分のHIVステータスを知ることで、セーファーセックスの選択肢を広げていけます。
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