3/14(木)19:00 ~ 【第7回LGBTQ+の健康に関わる最新研究の勉強会】開催
※ Zoomで行います。(aktaから視聴のみ可能です)
性的接触ネットワークと世界的流行におけるエムポックスの疫学
講演者:遠藤彰
(関西大学 人権問題研究室シンガポール国立大学Saw Swee Hock公衆衛生大学院助教授)
コメンテーター:石金正裕(国立国際医療研究センター 国際感染症センター)
今回の勉強会では、遠藤彰先生( シンガポール国立大学公衆衛生大学院助教授 )にエムポックスの世界的流行のメカニズムについてご講演いただきます。コメンテーターには 石金正裕先生(国立国際医療研究センター 国際感染症センター)をお迎えします。
aktaでは、色々な人が気軽に参加できるような勉強会を実施し、LGBTQ+の健康に関わる最新研究を学び、さらに交流できる機会を作っています。3か月に1回程度、様々な専門家による最新研究動向の解説と意見交換を行います。
久しぶりの方も、初めましての方も、この機会にお会いできることを楽しみにしております。
お気軽にご参加ください。
■日時:2024年3月14日(木) 19:00 – 20:30
場所:
■オフライン参加の場合。ただし、視聴のみになります。
コミュニティセンターaktaへ直接ご来館ください:
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-13第二中江ビル301
TEL:03-3226-8998
■オンライン参加の場合
こちらのGoogle Formsへ情報をご記入いただくと、ZoomのURLをお送りいたします。
■タイトル:性的接触ネットワークと世界的流行におけるエムポックスの疫学
■概要:
2022年5月英国でのエムポックス患者発生報告以降、流行は急速に世界各国へと拡大し、現在は流行規模は縮小しつつあるものの未だ各国で感染の報告が続いている。地域的にほぼアフリカに限定され、小規模かつ動物との接触由来の感染が主体であった過去の流行とは異なり、本エムポックス流行においては当初よりMSMが感染者のほとんどを占めることが報告されており、流行拡大速度も過去のものとは比較にならないほど急速であった。こうした当初の疫学的特徴、及びその後の流行状況の移り変わりを説明することに数理モデルがどのように役立ってきたのか紹介するとともに、今後の見通しや将来の類似の流行の可能性について議論したい。
■講師略歴:
遠藤 彰(えんどう あきら)
シンガポール国立大学Saw Swee Hock公衆衛生大学院助教授。2022年の世界的エムポックス流行発生に際し、数理モデルを用いてMSMにおける流行拡大の特徴を解明するための一連の研究を行ってきた。
■参考文献:
Kupferschmidt K. Why monkeypox is mostly hitting men who have sex with men. Science. 2022 Jun 24;376(6600):1364-1365. doi: 10.1126/science.add5966.
Endo A, et al. Heavy-tailed sexual contact networks and monkeypox epidemiology in the global outbreak, 2022. Science. 2022 Oct 7;378(6615):90-94. doi: 10.1126/science.add4507.
Endo A, Jung SM, Miura F. Mpox emergence in Japan: ongoing risk of establishment in Asia. Lancet. 2023 Jun 10;401(10392):1923-1924. doi: 10.1016/S0140-6736(23)00766-3.
Murayama H, et al. Accumulation of Immunity in Heavy-Tailed Sexual Contact Networks Shapes Mpox Outbreak Sizes. J Infect Dis. 2024 Jan 12;229(1):59-63. doi: 10.1093/infdis/jiad254.
主催:NPO法人akta
東京都委託事業