7/18(木)19:00 ~ 【第8回LGBTQ+の健康に関わる最新研究の勉強会】開催
※ ハイブリッドで行います。(Zoomからも参加可能です)
講演者:金子典代氏
(名古屋市立大学大学院看護学研究科)
コメンテーター:吉野氏(日本酒バー傅 店主、サマーブラスト代表)
今回の勉強会では、金子典代先生( 名古屋市立大学大学院看護学研究科 )にコミュニティとの協働研究のこれまでと、これからについてご講演いただきます。コメンテーターには、吉野さん(日本酒バー傅 店主、サマーブラスト代表)をお迎えします。
aktaでは、色々な人が気軽に参加できるような勉強会を実施し、LGBTQ+の健康に関わる最新研究を学び、さらに交流できる機会を作っています。3か月に1回程度、様々な専門家による最新研究動向の解説と意見交換を行います。
久しぶりの方も、初めましての方も、この機会にお会いできることを楽しみにしております。
お気軽にご参加ください。
■日時:2024年7月18日(木) 19:00 – 20:30
場所:
■オフライン参加の場合
コミュニティセンターaktaへ直接ご来館ください:
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-13第二中江ビル301
TEL:03-3226-8998
■オンライン参加の場合
こちらのGoogle Formsへ情報をご記入いただくと、ZoomのURLをお送りいたします。
■タイトル:LGBTQコミュニテイとの協働研究:これまで、そしてこれから
■概要:
大学で研究・教育に携わる私であるが、職場でもどこでもちょっと仲良くなった人から必ず受ける質問は、「金子さんはそもそもなんで長くゲイバイセクシュアル男性のエイズの研究をやっているの?なんでそんなことをやろうと思ったの?」という問いである。この問いへの返しは、時間がかかるので、とても苦労する。でもこの問いには、日本特有の性的少数者への偏見、性の健康への苦手感が表れているのだと痛感する。
そもそも私は1999年に米国深南部のアラバマ州(LGBTが住みにくい州ワーストランキング常連)にて異性間エイズの予防研究を始めた。しかし、異性間性行為での感染報告は本当に少なく、エイズの予防のことを本気でやるならばゲイバイセクシュアル男性への対策に取り組まないといけないと決心!そして、コミュニティセンターの基礎を作った市川誠一先生に弟子入りし、今に続いているわけである。あくまで私はこのフィールド切り開いた創始者ではなく、第2世代であることを断っておきたい。
20年前には、PrEPが登場し、コロナが起き、外国人であふれかえる2丁目の状況を全く想像ができなかった。私もまさか20年もこの研究を続けられるとは思わなかった。しかし、私がこの研究活動を続けてこられたのは、コミュニティの皆さんのサポートがあったから、コミュニティとの協働が非常にやりがいのあるものであったことは間違いない。
今日は、コミュニティとの協働研究の魅力と苦労と葛藤、女性研究者の私の目には何が衝撃的で印象に残ったか、日本のLGBTQの健康問題対策において課題だと思っているところ、率直な思いをお話ししたい。
■講師略歴:
金子典代(かねこ のりよ)名古屋市立大学大学院看護学研究科国際保健看護学教授
2005年から男性同性間のエイズ予防対策研究にかかわり、今に至る。akta 、MASH大阪 、ALN (エンジェルライフ名古屋)をはじめとする全国のゲイコミュニティセンターと研究・予防活動を行ってきた。
■研究詳細:
主催:NPO法人akta
東京都委託事業