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デリヘルくんが聞く!突撃インタビュー!!

vol.37 Penguin アキ

店舗名:Penguin 店舗住所:新宿区新宿2-18-10 新千鳥街1F 店舗電話:03-3352-4406 営業時間:日火水木21:00~翌3:00 金土22:00~翌4:00 定休日:月曜日
http://plaza.harmonix.ne.jp/~sunsun/barpenguin/

Q.デリバリーボーイズの活動にはどのような印象をお持ちですか?

アキ

まぁいつも変わらずですけども、爽やかな子が多いですよね。とてもこちらとしては親近感があるって感じがしますね。後は天気の悪い日とかは本当にご苦労さまねって感じですかね。

Q.Q:コンドームを設置しての反応は?

アキ

うちの場合はご存知だと思うんですけど、コンドームの減りが少ないんですよ。だけど募金はみんなしてくれるので。そういう面ではHIV系の考え方とかっていうのは、いわゆる(HIVで)お友達が亡くなっちゃってる方が多いから。そういうカタチで協力していこうって人が多いんじゃないかなって気はしますね。もともとこうゆうの(コンドームアウトリーチ)がある前から、コンドームは個人的に用意してて、欲しい人には配ってたので。みんな持ってるんじゃないですかね。ただここ数ヶ月はやっぱり人との接触が出来ないから、なかなかそういうので減りもないんじゃないかって気はするんですけどね。

デリヘルくん

コンドームは個人で配布してたんですか?

アキ

そうです。配布してたっていうか、欲しい人にあげてた。うち裏木戸があるから、そこに来てトントンやって「今日ある?」とか言われると、あるよって感じで。ぼくすごく外国のお友達が亡くなっちゃっているので。それから1987年くらいからずっとやってますかね。レッドリボンもそのころからずっと今までし続けてるし。

デリヘルくん

aktaの活動が始まる前は、Project.comとしてバーのママさんの有志の方たちでコンドームの配布活動がありましたけど、それよりもずっと前からやられてるんですね。

アキ

そうですね。まだほら日本ではエイズで亡くなる人が出始めたというか、エイズの認識もあんまりない頃だから。ただ本当にアメリカがすごかったので、1年でぼくの友達が36人亡くなってるんですよ。最初の86年から87年の間に。だからやっぱりちょっとね、自分の中ではそうとうきてて。いつか日本にも来るだろうなと思ってたので。ただこういうのって強制はなかなか出来ないから、欲しい人がいたらってカタチで、アメリカいたときの話もしながら、実際に向こうはこうだよとかって。今は薬もあるけど、あの頃は薬もそんなにね。向こうでは一般の人が買うのはとっての大変だったんじゃないですかね。「エンジェルス・イン・アメリカ」って戯曲があるんだけど、その中にロイ・コーンっていう弁護士が出てくるの。そいつはみんながエイズでバタバタ亡くなっちゃってる時に、お金で買い占めちゃうんですよ、薬を。だから向こうでもそんな時代があったって事だよね。まだ薬もそんな出てない時だから。日本でもその頃は薬は承認されてなかったんじゃないかな。死亡者もあんまりいなかったと思うんですよ。だって血友病の問題から公になったというかさ、そんな感じだったじゃないですか。あと向こうの活動の冊子とかも買ってここで見せてたりね。丁度その頃キルトってわかりますかね?縫うやつ。キルトで亡くなった方を追悼しようって運動があって、でっかい教会とかね。ワシントンなんかはスクエアの所にキルトをやってね。そういうところで募金をしたりね。当時は募金くらいしかないんですよ、やることって。そんなことで協力してきたりしてましたけどね。

Q.2003年よりaktaが開設され、デリバリーボーイズがコンドーム配布をはじめましたが、どのように感じていましたか?

アキ

いい事だなとすごく思ってて、ただそれには資金がいるじゃないですか。だから募金箱とセットなのがすごくいいなと思ったし。今はどんどん少なくなってますけど、当時は私と同じくらいの年齢の方がすごく多かったので、みんなお友達亡くなってるから、お釣りとかを全部入れてくれるの。未だにそうだけど。

デリヘルくん

そうなんですね。

アキ

そうなの、だから無理してここ(募金)入れてじゃなくて、もちろんコンドームも持っていかないのでうちの場合は(笑) だからコンドームを持っていったから入れてじゃなくて、積極的に募金をしてくれるの。

デリヘルくん

時代背景もあるんですかね。

アキ

それはすごくあると思うんですよ。今は結局薬が結構出来てきちゃって、まぁ変な話だけど亡くならなくなったじゃないですか。ほとんどの人がね。そうすると「まぁいいかな」みたいなところもあるんじゃないかなって思うんですよね。そういう支援とかってことは。ただやっぱり今だって薬は相当お金かかるじゃないですか。かかっちゃったら大変だよって事をやっぱりあんまりみなさん自覚してないのかな。薬を飲めば止められるってのがあるのかもしれないですけどね。だいたいだから募金してくれる人は、若い子じゃなくて、ある程度の年代以上の人ですよね。あとここのところコロナの影響もあるけれど、非接触型の支払いも多くなってきたから、お釣りはでないって(笑)

デリヘルくん

あぁ~、なるほど(笑)

アキ

そういうのもあるかもしれないですね。少なくともうちはね、若い子もいるけど、上の方もいらっしゃるので。そういう方はPayPayなんかで払う方はいないので(笑) お釣りはこっちにみたいな感じになるんですけど(笑)

Q.コンドームをキッカケに店内で会話になることはありますか?

アキ

今は少なくなりましたよね。HIVがすごいときってのは、そういう話は本当に多かったけど。今はほとんどないんじゃないかなぁ。本当に今は薬がすごいので、そういう話からは遠ざかってる起来はありますよね。

デリヘルくん

セックスの話はありますか?

アキ

うちね、あんまりそういう話しがないんですよね。若い子はちょっと話しづらいかもね、結構年代層がバラバラなので。同じくらいの年代の子ばっかしだったら、なんだかんだって言えるのかもしれないけど,,20歳~80歳くらいまでいるから。

デリヘルくん

すごい幅広いですね。

アキ

そうそう、だからタイミングによっては話しづらいときもあるかもしれない。

Q.お店での相談等(お客さんから)はありますか?(HIV/性感染症等)

アキ

昔はね、ちょっとなっちゃったんだけどとか、それはHIVに限らず、他の病気でもね。ちょっと相談したいので、とかってのはあったけど。今は本当に皆無になっちゃった、そういうのは。やっぱり今の子ってみんな調べるじゃない?でもそれがちょっと怖いなって思うのは、ちゃんとした情報だけじゃないから、そこがちょっと怖いですよね。それでわかったら「あぁわかった!」って閉じちゃう訳でしょ?でもそれがちゃんと頭の中に残ってるかどうかってまた別の問題だからさ。それがちょっとね。

デリヘルくん

昔は結構あったんですか?

アキ

昔は本当に、かかっちゃった人は死に直結する問題だったから、どうしたらいいんだろうってのはすごいありましたよ。要は入院してもその頃って薬が効く人と効かない人っていたから。効く人はラッキーな事に生還出来たけど、効かない人は本当悲しいことに亡くなっちゃって、うちのお客さんでも何人か亡くなっちゃいましたけど。まぁ病気はね、ラッキーアンラッキーがすごい多いので。自分なんかも若い時から心臓悪いんだけど、もう心臓もウイルス感染なんですよ。全部ウイルス。3回やってるんだけど、3回ともウイルス感染なので。もうここ(ギリギリ)までいっちゃったときが2回くらいあったので。そういう死と隣り合わせの経験があるから、あんまりそういうことに関してビビらないんですよね。だからちゃんと落ち着いた対応っていうのを、してるつもりではいるけどね。何しろお客さんからそういうことを聞くと、やっぱり一瞬戸惑う訳ですよね。この人どういう風に説明したらいいだろうとか。お客さんの性格もあるじゃないですか。その人の意に沿わないようなことを言う可能性もあるので、とってもそういうことを考えますよね。みんなに同じ対応ってのは出来ないからね。

Q.エプロンにレッドリボンを付けようと思ったキッカケを教えて下さい。

アキ

そういう話題が日本でちょこちょこ出てきた80年代半ばくらいに、向こうに行って募金をするとレッドリボンを配布してくれたんですね。それがキッカケで、こっちに戻って来たときからやっているんですけど。それ以降毎年アメリカに行ってて、ブロードウェイとか行くとですね、最後にみんな募金をする訳ですよ。終わって募金をすると、レッドリボンを配ってくれるの。だからすごい沢山あって、もう行かなくなっちゃって随分経つから、だんだん無くなってきてるんだけど(笑) このレッドリボンもこれで何代目くらいかな?そうとう代目くらいですね。

デリヘルくん

レッドリボンを付けている事でHIV関連の話しになったりしますか?

アキ

最初のうちはみんなが知らないので、レッドリボン付けてるから、この人はこうなんでって話しをしてきた人はたぶんいなかったと思うんですよ。レッドリボンを付けてて、「レッドリボンってなんなの?」ってことから、こういうように色々な話しをして、それからちょっと相談してみようかなって人はいたと思うんですよね。何しろ35年近く前ですからね~(笑) 今だって生まれてない子もいるのにね、その頃。

デリヘルくん

そうですよね~。

Q.2015年にもaktaのコミュニティペーパーでインタビューを載せましたけど、反響はありましたか?

アキ

あのね、まずぼくがそういうところに出るってこと自体に反響があったの。というのも、親がいる間は公なところに出ないって決めてたので。で、ちょうど父が亡くなって、母がちょっと意識がなかったくらいの時だったので。でアレね、ちょうど35年ぶりくらいに心臓をやって、退院して1年後くらいだったんですよ。だからもう出てもいいかなみたいな。それで出たんですけど。それまではね、顔出しをしないでインタビューとかには応じでたんだけど。それの前だったかな?朗読とかがあったんだよね、場所どこでだったかな?

デリヘルくん

ArcHですかね。

アキ

あぁ、ArcHだね!そこで朗読をするってのが、インタビューの前だった気がするんですけど。それだったら別にね、顔が出る訳でもないので、それが1番最初かな、みなさんに向けてどうこうって。で、まぁ本当に顔が全面的に出ちゃうインタビューがはじめてだったので、それにみんな驚いたって感じですね(笑) それでアレを他の地域にも配ってくれてたりしてるんでしょ?それを見て来てくれた人はいました。でも内容と関係なく来たんだと思う(笑)

デリヘルくん

当時デリバリーボーイズで配ってたときは、他のママさんたちからの反響は結構ありましたね。

アキ

そうなんですよ、それだけわたしが今まで色んなところに出てなかったので。G-menもね、自分の知り合いが立ち上げていたので、記事とかには何回か出てるんですけど、顔は一切出さなかったの。だから顔が出たってこと自体がもうすごいみんなからしたら、何かあったの?みたいな、とうとうPenguinダメかみたいなね(笑) そんな感じでしたね。

Q.お店の名前の由来を教えて下さい。

アキ

これちょっと長いんですけど、さっきも言ったようにぼく心臓が悪くって、5年くらいを見てほしいって言われたの、お医者さんに。最後の1年に好きなことをやりたいなと思って、相談して、ここをやることにしたんですけど。その当時、パインツリーというここの前のマスターに、5つくらい次の自分がやるお店の名前を列記して、この中から選ぼうと思ってるんだよねって言ったら、そのマスターがパッと見て「アキちゃん、これペンギンにしなさい」と。なんで?って聞いたら、水商売って破裂音とか、義濁音があるのがいいんですって。だからペンギンで2つ丸と点々があるでしょ?それからペンギンで「ん(運)」が2つあるから、例えば何かで失敗しても、もう一つの「ん(運)」があるから、それでどうにかやって行かれるんじゃないのって。もうまったく迷信ですよね(笑)

デリヘルくん

いやいや(笑)

アキ

本当に、今どきそんなのね(笑) でもほら昔ってさ、水商売に限らず商売やるときとか、何かやるときって良い日を選ぶとかあったじゃないですか。だからそういうのもあったのかもしれないですね。それに、そんなにペンギンって名前にしたかった訳じゃないんですよ本当は(笑)

デリヘルくん

そうなんですか?(笑) ちなみにアキさんの一番候補はなんだったんですか?

アキ

一番はね「ラクーン」ってお店にしたかったの。アライグマの英語。そしたらいま向かいのお店がラグーンさんで、レズビアンバーなんだけどね(笑) なんでそれが良かったかっていうと、字的にすごくデザインしやすいなと思ったの。それでその頃はちょっとした子熊ちゃんブームというかさ、こっちの世界では子熊ちゃんっが結構ね(笑) そんなこともあってそれにしたかったんだけど、もうあえなくコレにしなさいでした(笑) それでPenguinにしたんですよね。ただカタカナは嫌だったので、英語にして。

デリヘルくん

なるほど!今ホームページでもペンギンの気ぐるみを着たアキさんのイラストが載っているので、ペンギンのイメージがすごくあります。

アキ

そうなんだよね、でもその頃はあんまり太ってなくて。だけどペンギンのイメージってあんまり痩せてるってよりは、なんかちょっとぽっちゃりって感じで。絵を描いてくれた方も、もちろん知り合いに頼んだんですけど。みんな太く描くんですよ、嫌んなっちゃう(笑)

Q.お店のホームページを拝見しましたが、色んなコンテンツがありますね?

アキ

その当時ホームページが流行ってたのかな?わたしあまり詳しくないので、教えてくれれば出来るんですけど、まったく自分で勉強しようって頭がないので。そしたらうちのお客さんがやるんだったら作ってあげるよって言われて。もう今はすごい人になっちゃってますけど、その人も業界ではね。その人に頼んで作ってもらったの。その中でどういうコンテンツを作ろうかって考えて、基本的にはうちは音楽とかお芝居をしてる人が多いので、そういったコーナーを作りましょうってことと。毎月自分のここでは言えないような話しとかを、例えばすごいキツイ政治の話しとか?そういう事もメッセージとしてね自分が載せるっていう。そのために毎月1回自分のメッセージっていうのも載せたり。あと普通に音楽のアルバムの紹介とか、いまアルバムで買う人なんていないと思うんですけど(笑) 昔はまだCDで買う人とか多かったりしたので。その紹介もただ紹介するだけじゃつまらないから、色々考えたり、お芝居の感想でも、お客さんとぼくが話してる感じで書いたり、そんなことしてたんですよ。ただ6年前にまたぼくが重度の心臓病にかかちゃったときから、記事はちょっと書いてないの。毎月のメッセージとかは書いてるんですけど。だんだん疲れてきちゃって(笑)

デリヘルくん

いま更新はアキさんがやられてるんですか?

アキ

わたしの学校の後輩にやってもらってるんですよ。記事はもちろんぼくが書いて、それをその彼に送って、コレ載せといてってカタチで。

デリヘルくん

そうなんですねー。先程おっしゃられてましたけど、話し言葉で色んなコンテンツが書かれているなって印象を持ちました。

アキ

そうなんですよね。

Q.BBSの投稿でアカデミー賞予想クイズというものを目にしたんですが?

アキ

そう、さっきも言ったように演劇とか、映画とか、音楽とか好きな人が多いので。毎年やっているアカデミー賞で、今年このジャンルをみんなで当てよう!って5部門当てて下さいみたいな感じで、うちでやってて。全問正解するとプチプレゼント。でもね今まで3人しかいないんですよ、ず~っとやってるんですけど。難しいんですけどね。でもやっぱり楽しいじゃないですか、今でさえ向こうと日本で同時公開も多くなったけど、始めた当時はまったく日本に来てなかった訳ですよ映画が。やるかどうかもわかってないっていう。だから本当に当てずっぽうで、向こうの資料とかをみんなで見てたりね。

デ:ちなみに正解者には何をプレゼントしてたんですか?

デリヘルくん

ちなみに正解者には何をプレゼントしてたんですか?

アキ

だいたいですね、今までは桜の紅茶かなんかをたぶん。季節が今でさえ2月の終わりだけど、昔は3月の終わりだったのねアカデミー賞って。だから丁度桜の季節で、桜の紅茶を渡してたはずです。なんせ3人しかいないので(笑)

デリヘルくん

(笑) でもすごい楽しそうですね。

アキ

そうだね、それでまた映画の話しとか出来るじゃないですか。

Q.今、お店で(または個人的に)流行っている事はありますか?

アキ

個人では今無いかな~、もうやり尽くしちゃったっていうかね。まぁ自分でもお芝居ちょっとやってるんですけど、それもこういう感じ(コロナ)なので今が。先にも進まず。ただ、こっちの人たちがやってる色んなこと?大きなイベントじゃなくてね、小さいこととかには参加出来たら参加したいなって気持ちはいつでもあるんですけど。なかなか時間帯とか曜日とかが難しくて行けないんですけどね。なので応援するくらいですかね。ブームではないけど(笑)

Q.コロナの影響が大きかったですけど、自粛期間中はどんなことをされていましたか?

アキ

1週間に1回だけお店に来て、水を流すのと、換気とか、片付けとかしてたんですけど。あとは家にいるわけですよね。わたし病気をしてたときって、1週間、2週間で退院とかじゃなくて、本当に月単位なので。病気をしてるときに休んでるのと、元気なのに休んでるのの違いってすごい感じましたよね。で、ジムも休みだからさ。ただすごい良かったのは、未だにそうなんですけどリハビリテーションに行かなきゃいけないんですよ心臓の。だから毎週そういう面では運動はそこそこ出来てた。1週間に1回だけどね。あとセラバンドってわかるかな?ゴムの簡単な筋トレグッズがあるんですよ。あれで毎日簡単な筋トレとかをしてたかな。というのも体重とかの制限があるので、増えちゃうとリハビリの先生たちに非常に怒られてしまうんですね(笑) だからその増えないように。ただちょっと生活の基盤が夜なので、夜に行動出来ないじゃないですか?例えば部屋片付けたり。だから夜はもう外国の昔のショー番組とか、観まくってましたねYouTubeで。なんかこの2ヶ月が本当はね、例えば1日に1個英単語覚えるとかさ、フレーズ覚えるとかしてりゃ良かったのにね、後からそういうことって気づくんですよね、なんかしてれば良かったなみたいなね。全然してなかったから(笑) 怠惰な2ヶ月でございました(笑)

Q.Save the 2chomeの動きについてはどのように見ていましいたか?

アキ

ぼく今二丁目振興会には入ってないんですけど、最初に言ってたことがようやく動いてきたなって感じ?ただの団体だけじゃなくて、例えば法律の知ってる人や、会計士をひとりつけるとか、あと区役所の方とそういうのを蜜に取るようなことを設けるとかってのを、ずっと言ってきたんだけど。ようやくそれが、本当に良いカタチになってきたなと思います。すごくこういうのは続けていって欲しいなと思う。

デ:今までつながってないところともつながって、関わりが広がったイメージがありますね。

ア:そうなんですよ。でも本人同士は会ったことない人も多いと思うんですよ。ただWEB上だけでも知ってる知らないじゃ全然違うし。わたしなんかも知らない店がすごくあって、どこにあるんだろうみたいなね。本当に、今じゃ知ってるお店の方が少なくなっちゃいましたから。でもすごくいい行動だと思う。アレは。

Q.この自粛期間中に36周年を迎えられましたが、37周年目の目標などありますか?

アキ

今何にしろ、自粛をしながらお店を続けていくという事。それがまず第一ですよね。これからどうなっちゃうかわからないので、また自粛しなきゃいけなくなるかもしれないし。そうすると次に自粛の場合は、今までみたいに協力金とかも出ないみたいなことも言ってるし。じゃぁどうしていこうかなみたいなね。これからみなさん大変なんじゃないかなと思いますよ。本当うちのお客さんもそうだけど、週末なるべく出ないようにしましょうって言われたら、本当に来なくなっちゃったから週末。平日の方がどちらかというと、会社の帰りに来たり。特に若くないから、若い子もいるけど多いわけじゃないので。余計そうだと思うんですよ。それでぼくも(お店)終わってから気分転換に飲みに行くんですけど、若い子の店はすごい混んでるんだよね。それでバンバンやってるし(笑) 本当にこれ大丈夫かなって思うくらいに、マスクとかもしてないし、ねぇ?(笑)

デリヘルくん

そうですね(笑)

アキ

でも難しいと思いますよ、自分の生活もあるからね。一概にダメじゃないですかとも言えないじゃないですか。ただリスクはやっぱりあるから、これはみんな一緒ですよね。例えばさっきのHIVの話しもそうだけど、予防しなければ当然のようにリスクは増える訳だから、それと一緒ですよね今の状況はね。病気は違うけどね。特に今はウイルスがどういうものかわからない訳じゃないですか。HIVの初期もそうじゃないですか。わかってたら薬もどんどん開発されるしアレだけど、わからないからね。だからこの1年は隣に新型コロナがいるって感じですかね。そういう気持ちでやらないと、たぶん出来ないと思う。いまうち4席で営業してるんですよ。それもなんかね、お断りしなきゃいけないのが本当に申し訳ないんだけど。でもお客様にもそういうの解って頂いて来ていただかないとね。決してタカビーにしている訳ではありません(笑) その辺が解ってはくれていると思いますけど。これは本当にわたしの店だけではなくて、他の店も全部共通して、withコロナじゃないですかね。なのでこの37年目はまずそれですね。あとお店が存続出来るかどうか(笑) さっき言ったようにみんなが出てこなくなったら、それはそれでお店ダメになっちゃうわけですから。そのへんが経済と伝染病系なものとの戦いだよね。

デリヘルくん

そうですね~。

Q.二丁目のゴミ問題についてどのようにお考えですか?

アキ

今ビルによって集積所が決まってるのに。この間ちょっと他のビルから千鳥街の方にゴミを捨てる人をたまたま見たので、そこの集積所に持って行かせましたけどね。平気でしちゃうんだよね。なんでなんだろう?ビル降りたらすぐあるのに、そこに捨てないでわざわざこっちに捨てるっていうのが、なんなんですかね。理解に苦しむ本当に。

デリヘルくん

ゴミ問題は結構深刻ですよね。

アキ

そうだね。新宿はゴミ処理場がないからね。これ出来ればまた違うんでしょうけど、新宿区の場合は他に持っていって燃やしてもらってるから。だから非常に大変なんだと思う。ぼくが住んでる地域は資源ゴミと大きな燃えないゴミ以外は全部出しちゃっていいんですよ。すごく楽でいいですけどね。新宿はそれはダメなので、ちょっと大変だよね。これは自分たちの問題ってより、政府がもうちょっと考えてくれて、例えばゴミ袋にある程度業者さんのためのお金を上乗せしてゴミ袋販売するとか。そうすればゴミ処理券とか買わなくて済むわけじゃない?

デリヘルくん

確かに。

Q.最後に一言お願いします。

アキ

これどこのお店の方でもそうだと思うんですけど、躊躇しないでお店に入って頂きたいのね。例えばここのお店は入りづらいんじゃないかなとかじゃなくて、とりあえず入ってみて。年代とかも関係なく、今ちょっと年代で固まってるところが多いと思うんだよね。うちはまったくそうではなくて、本当に幅が広い方たちがいらっしゃるんだけど。年代が違う人たちの話しも聞いてみるのも面白うかなって気はするの。若い子たちだけだと「わかるわかる、その気持わかるー」ってそれで終わってしまうような気がするんですよ。だからもっと色んな年代の人が集まるようなところにも行ってほしいなと思います。これはうちだけではなくてね。昔よりもちょっと来づらくなってるかなって気がするんだよね、昔は色んな人が来てたけど。こっちの世界が公になればなるほどジャンルが固まっていくかなってる気はしますね。それはそれで面白いこともあるけど、固まりすぎると面白くないなってわたしなんかは思っちゃうので。もっと色んな人がいた方が面白いじゃないって思ったりするけどね。色んな人の話し聞けるし、本当に。だから色んな人に来ていただきたいし、色んなお店に行っていただきたいです。

デリヘルくん

ありがとうございます。

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