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デリヘルくんが聞く!突撃インタビュー!!

vol.22 PROP 文太

店舗名:PROP 店舗住所:新宿区新宿2-4-9 中江ビルB1 店舗電話:03-3527-9086 営業時間:14:00~20:00(cafe)・18:00~翌5:00(BAR) 定休日:なし
https://www.barprop.com

Q.デリバリーボーイズ訪問時のお客さんの反応やエピソード的なもの(印象に残ったこと、おもしろかったこと)はありますか?

文太

たまに外国の方とかがお見えになられたときとか、日本語がお上手なので、みんな「おー!」ってなるときがありますね。「上手ですね」なんて言って。どの方もすごい気さくな方なので、うちなんかちょっと話しかけたりするんですけど、楽しくケラケラ笑って帰っていかれたりする感じで、すごく距離が近い感じがありがたいです。お客さんの印象もいいので、ありがたいなと。営業中に来られても嫌な感じがしないっていうのが一番ありがたいですねよね。

デリヘルくん

こちらも絡んでいただけると嬉しくなりますね(笑)

Q.コンドームをキッカケに会話になることは?

文太

デザインが色々変わるじゃないですか。キース・ヘリングのパッケージのときとかは、結構好きな方がいらっしゃって、手に取って「キースヘリング大好きなんだよね」って言って戻したんですよ。いやいやいや、持って帰ってお金入れなよって言ったりとか(笑) コンドームの中身ってだいたい一緒だと思うので、外のデザインで話題にはなりますよね。

デリヘルくん

セックスの会話になったりとかはありますか?

文太

なります。基本的にうちはあんまりエロトークに走らないんですけど、もっと薄いのを買って使っているとかは聞きますよね(笑) あとデカイから入んないとか。マジで?って。見せていただきたいとか(笑)

デリヘルくん

aktaのコンドームはワンサイズしかなくて、レギュラーサイズなんですけど、小さいって言われることが多いですね(笑)

スタッフ

感じ悪いよね。

デリヘルくん

(笑)

文太

本当だね(笑)

デリヘルくん

そういう感じで、自分で購入している人たちもいますね。

文太

そういう話にはなりますね。何人かの方々は実際に持って帰って、そのままロックスに行って、やった人もいるし。「本当にヤッたの?」って言ったら、「行ったよ」って。「すげーな!」って(笑)

デリヘルくん

コンドームを置かせてもらうことになったキッカケは?

文太

ゲイ産業で僕は仕事をしているので、ゲイバーですから、そこで置いてちょっとでも役に立つならそれに越したことはないですね。単純に。

デリヘルくん

もともとご存知だったんですか?

文太

もちろん。だいたい僕が行くお店に置いてあったので。最初にお話を頂いたときに嬉しかったので、二つ返事でYesって言ったんですよ(笑)

Q.お店の名前の由来は?

文太

ラグビーのポジションの名前で「プロップ」って言うのがありまして、一番デブがやっているところなんですけど、それを昔やっていたものですから、そこからこの名前にしています。

デリヘルくん

それはどういうポジションなんですか?

文太

スクラムの一番先頭ですね。右と左の端。真ん中はフッカーって言うポジションなんですけど。一番前は3人いて、3対3でやるんですね。この両端がプロップです。柱っていう意味です。

デリヘルくん

へぇー。そこから名前を付けられたんですね。カウンターの前の棒が印象的ですよね。

文太

そうですね。ラグビーのゴールポストを模して。1/20スケール風(笑) 実際は違って、もうちょっとサイズが有るの(笑)

デリヘルくん

お店の名前もそうですが、コンセプトとしてもラグビーを?

文太

そうなんです。働いている人も、プロップっぽい、デブ?言葉が悪いな(笑) ぽっちゃり?ちょっと筋肉があるデブとか。そんな人が働いている。それで嫌じゃないお客さんだったら誰でも来て頂きたいっていうのがうちのコンセプトと言うか。ラグビーって15人でやるスポーツなんですけど、体型がバラバラなんですよ。超デブがいたら、細い人もいて、ちっちゃい人もいて、そういう体型じゃないと務まらないポジションがあるので。体型とか年齢とか分け隔たりがないのがラグビーの精神なので、お客さんは色んな人に来てもらいたいっていうのが大本にある。ただ、店の名前が名前なので、働いている人が太めになっちゃう。それはそれでいいかなって。

Q.cafe営業について教えて下さい。

文太

14時からやってますね。

デリヘルくん

調べたら食べログに載っていたんですが。

文太

え、マジで。ちょっと後で調べよう(笑) やば、怖い怖い。レビューとか怖い(笑)

デリヘルくん

載っていたので、どういうお客さんの流れなのかなって思って。

文太

ほとんどゲイの方ですよ。

男性のお客さん

私はノンケだから。

文太

なんだって?(笑) 本当に、いい加減にシティーハンター。

デリヘルくん

(笑) スポーツバーって書いてありました。

文太

嘘でしょ。そんなおしゃれ?でもね、最初のイメージはゲイバーとショットバーと、スポーツバーのなんとなくいいとこ取りをしたかったんですよ。だから、夜はテレビでラグビーをずっと流していて、僕、20代の最初の頃にバーテンダーのアルバイトを1年半くらいやっていたので、一応振ったりとか、一通りのお酒のことは出来るので、ウチのスタッフ全員、お酒はちゃんと作れます。まぁなるべく、今出会いってアプリで出来ちゃうので、ゲイバーのコンテンツの一つがなくなりつつあると思っている所で(お店を)始めているので。だから別の付加価値を提供できれば良いなと思って、お酒とスポーツで。怖いな、食べログ(笑)

デリヘルくん

女の子も来ますか?

文太

うちはオープンした日から、ゲイバー主体ですけど女性もノンケ男性も女装もニューハーフもレズビアンの方も全く関係ないんですよ。誰でも来てくださいって。そもそも飲食店でそこを、何がダメっていうのがおかしな話で、普通はですけどね。ダメっていうこと自体がダメな話で。だからうちはお客さんに分け隔たりがないです。

スタッフ

へぇ、すごい。めっちゃ高い。4.4。

文太

見たね、あんた!(笑)

スタッフ

外人のお客さんが結構すごい、レビュー書いてくれている。

文太

ひぇー。それグーグルだね。グーグルはわかっている。食べログはわからない。後で、俺が怖いから(笑)

デリヘルくん

英語でも大丈夫なんですか?

文太

僕はめちゃめちゃ上手いわけじゃないですけど、ある程度注文して頂いて、簡単なトークで接客したりとか。週に平均15名くらいの外国の方が来られるので。ほとんどの方がヨーロッパなので、スコットランド、イギリス、アイルランドの人が半数以上で、あとはニュージーランド、オーストラリア。アメリカの人が一番少ないかもしれないです。

デリヘルくん

ラグビーの強い国の方がいらっしゃるんですね。

文太

そうですね。グーグルで、[ラグビー ゲイバー]で検索するとウチが出てくるので。盛り上がりますね。

 

~海外のお客さんが来店~

 

 

デリヘルくん

最近は、2丁目の中でもカフェ営業をやっているお店は多いじゃないですか。

文太

ね、ウチも含め(笑)

デリヘルくん

メニューが本格的ですが。

文太

片手間ハンドドリップ、クックワイの豆みたいなのが僕は嫌なんですよね。一応エスプレッソマシンを買ったんです、ちゃんとしたやつを。あれだったらどのスタッフがやっても同じ味のコーヒーがちゃんと抽出できるので。毎回味が違うのっておかしな話だし。豆も一応オリジナルのブレンドで、僕が酸味のある豆が苦手なので、超深煎りで苦いけど香りが強いっていう。

デリヘルくん

バー営業にはどのように変わるんですか?

文太

18:00~20:00の間がどっちでも選べるようにしていて、14:00~20:00までっていうのがカフェ利用が出来る。で18:00~朝5:00までがバー営業で、その重なってる時間は一応ハッピーアワーがあって、例えば焼酎お茶割り500円とか、ジントニック500円とか。その時間セット料金かからないし安いので、ちょっとでもお客さんが回ってくれたらいいなと思って。

Q.ボトル管理でバーコードシステムを導入されてますよね?

文太

よくご存知ですね!うちボトルのメンバーズカードを発行していて、専用のカードにニックネームと好きな番号など書いて頂いてからメンバーズカードを渡してるんですよ。これだったら会社で開いてもバーとか記載されていないので、服屋さんでもなんでも言えると思うんですけど。うちとしてはこの番号が重要で、この番号で検索をかけるとお客さんのボトルを出せるようになってるのと、もしカードをなくしても最初に記入して頂いた名前で検索も出来ますし、同じ名前でかぶったときに番号書きましたって言えば、どなたか判明することも出来ます。ボトルを残して帰られたときは、ボトルの重さを量って、このカードの紐ついたデータを入れといて、次来られたときに空のボトルに同じ量のお酒を入れてお出しするっていう。なのでうち焼酎のボトルが並んでないのはそこなんです。その代り焼酎の入った大甕(おおがめ)があって、あそこから出してる。なのでボトルキープのお客様の数はこれだけあるんです。

デリヘルくん

すごーい(笑)

文太

こんなにこの店の規模じゃ置けないので、これだとデータで持っておけるので。

デリヘルくん

すごいですね、画期的!ウィスキーしか飲めないのかと思ってました。

文太

やっぱり2丁目ですからね。焼酎を10本、それ以外のボトルだと5本目でブラックカードっていうのに変わるんですよ。これに変わるとブラックカードのお客様限定のイベントがあったり、こないだはバスツアーやったり。あとPROPナイトってナイトやってるんですけど、そのVIPルームに入れたり、カフェPROPの簡単なお食事だったりを食べ放題にしたり。ワンランク上の楽しみを(笑) 常連の方には明確な何かがあった方がいいなって。

Q.PROPナイトについて教えて下さい。

文太

これもお店のコンセプトをそのまま踏襲したいので、GOGOは太めだけどゴツい!みたいな奴らがいて、ただその普及が足りないところも重要だと思ってるので、女性もノンケの方も、18歳以上だったら入れるようにしてる。で、ラグビー部って悪ふざけ好きなので、ちょっとふざけた要素も。ドラァグクィーンさんに女子マネの格好してもらって、一緒にAiSOの中を自転車乗り回したり(笑) あとクィーンさんに白衣着て保健室の先生になってもらって、イエガーを注射器に入れて飲ませたりとか(笑) そういうちょっとバカなワイワイしたところを体現したり、若干学校の放課後のノリが入ってるの感じが一番楽しいのかも。あと次回はちょっとラグビーワールドカップ直前なので、僕を含めハカやったりしようかなと思ってる。とにかく男臭くバカなノリってのが前に出したいことです。

デリヘルくん

このイベントはどういう周期で開催してるんですか?

文太

年2回です。2月と8月でやってます。次の8月で第3回目になります。

デリヘルくん

イベントをやろうと思ったキッカケを教えてください。

文太

なんかうち周年パーティーをあんまりやらないんですよ。一周年はもちろんしたんですけど、あとスッタフのバースデーとか僕のバースデーもしないんですよ。3500円で焼酎飲み放題だよー、でもお店いっぱいだからお客さん気を遣って2~3杯で帰りますよって言ったら、お店の丸儲け感がすごくてあんまり好きじゃないんですよね。毎年8月が周年なんですけど、僕の誕生日も8月で、オープンの日と3日違いなんですよ。普通ママの誕生日と周年って分けてやると思うんですけど、それが嫌なんであえて潰したんです。その代りそこにPROPナイトを位置づける事で、お客さんは3500円で1ドリンクがちゃんとついてオープンからクローズまで気にすることなく楽しめる。ずっと楽しんでもらえる空間を提供するなら、同じ3500円でも付加価値があるかなと思って僕はナイトに拘ってます。

デリヘルくん

ちなみに次回のPROPナイトの日程は決まっていますか?

文太

8/24(土)にAiSOTOPE LOUNGEで開催します。この前GOGOタイムの途中で、僕が後ろで見てたら、ノンケの女性とゲイの子が、2人でGOGOを見て「ちょーカッコいい」って言ってたんですよ。それ見てアゲ!と思って。俺が求めてるのはその感じだったので。そこに何もないじゃないですか、ボーダレスっていうか、一つの趣味嗜好があってるだけだから。そういうのがもっと広がればいいなって思います。

Q.オリジナルTシャツの販売があるんですか?

文太

そうですね、ネット販売のみなんですけど。うちのホームページからリンクがあります。今着てるのは(写真Tシャツ)PROPナイトの方のロゴで、もう一つはこのロゴ(壁に展示されているフラッグ)のTシャツと両方売ってます。これ僕が描いたんですよ(ロゴ)

デリヘルくん

えー!?すごい!!ペンキとかですか??

文太

あの…イラストレーター(笑)

デリヘルくん

あぁ(笑)

文太

急にイラストレーター(笑) Adobe製品です(笑)

デリヘルくん

売られてるのはTシャツだけですか?

文太

Tシャツとか、iPhoneケースとか、サコッシュ、コーチジャケット…なんか色々ありますね。

Q.今、お店で(または個人で)流行っている事はありますか?

文太

割とコレクター気質というか、(店内に)ウィスキー沢山あるように見えますけど、これ半分くらいに減らしたんですよ。でも収集癖は全然終わってなくて、家にどんどん増えてて。つい1ヶ月前まで150種類以上あったんですけど、今70ぐらいまでに抑えたんですよ。その避けられた80種類は家にあって、それがまたどんどん増えてて。家にね、たぶん120種類くらいのウィスキーとかお酒が増えてます。なのでウィスキーブーム再来(笑) ただ家ではあんまり開けないので、コレクションしたやつを入れ替えながらお店に出して、お客さんがどんな反応するかなとか楽しみにしてます。

デリヘルくん

お店ではウィスキー結構注文ありますか?

文太

そうですね、好きな方多い。たぶんうち安いんですよすごい、あと種類もあるんで。ウィスキー好きだけど、2丁目はやっぱ焼酎がメインの文化だったから、ウィスキー飲むなら他の街行ってたとか、ノンケの店行ってたってお客さんが、うちに来てくれるようになっていて。基本は焼酎のボトルだけど、それを飲みつつちょいちょい他のものをショットで楽しむ人も結構いて。別にボトルキープじゃなくても、あれが飲みたいこれが飲みたいって言ったら、ショットで置いたりしてるので、そういう感じで、なるべく飲みたいものを飲んでもらえるようにはしてます。

Q.今後の2丁目に期待することは?

文太

僕は、2丁目がちょっとずつオープンになってきた第1期だと思うんですよ。て言うのは、テレビのおかげでノンケで言ったら2丁目に目を向けてきて、どんどん流入してきてるじゃないですか?それを嫌って新橋とか上野とかに行ってしまったゲイの人達いっぱいいる訳ですよね。でもそれってただの言い訳で、ノンケの人にゲイであることを認めてもらいたいって思う人も、そうじゃない人もいて、その意識自体がいらない事じゃないですか。自分が男だーって言いながら歩く人なんていないし、自分が女だーって言いながら歩く人もいないので。まずその摩擦がやっと起き始めたと思うので。逃げてしまうって事は、自分のセクシュアリティそのものを、自分で遠ざけてしまってるわけで。それがまた戻ってくるのが第2期で、すったもんだあってフワッと全体に馴染むまで第3期、第4期って時間かかるかもしれないけど。僕が最初から言ってるのは、誰でも入れるってのが重要で。ノンケの人には「俺は別に差別とかないから」って言いながら入ってくる人もいるけど、そこじゃねーだろって(笑) 女性の入店を嫌がるゲイの人も沢山いるけど、なんとか盛り上げたりとかして、それでもダメな人は、ゴメンちょっと嫌だったら他の店行っておいでよって、ゲイオンリーの店なんて山程あるんだから、うちはこのスタイルだしって。そういう何かに媚びないように、普通が普通であるように営業し続けたいなと思ってます。そういう僕の基本的な考え方が、営業方針に現れてると思うので、そうだといいなと思います。

Q.お店の告知や、宣伝等あればお願いします。

文太

「lowlevel」ってイベントと、「WHAT A CHILL?」ってイベントがあるんですけど、毎月第3木曜日にEAGLE TOKYO BLUEの竜宮で、交互にやってるんですよ。そこは入場料1000円なんですけど、リストバンド付けてうちに来てもらうと、1000円引きになるので実質無料なんです。平日やっぱり2丁目自体もお客さん少ないので。少しでも良い音楽やナイトのコンテンツみたいなのがあって、それをベースに他の店でも、うちにでも来てくれたらいいかなって。平日も盛り上がって欲しいなってところで毎月イベントやってます。よければ!

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