vol.41 AiSOTOPE LOUNGE 大石
店舗名:AiSOTOPE LOUNGE
店舗住所:新宿区新宿2-12-16 セントフォービル1F
店舗電話:03-6380-1504
営業時間:イベントにより異なります(WEBで確認)
定休日:不定休
https://aliving.net/
Q.デリバリーボーイズの活動にはどのような印象をお持ちですか?
大石
本当に色んな人が関わってるんだなって印象があって、たぶん毎週意識してこのお店にはこの人たちで行こうってやってると思うんですけど。ぼくが飲みに出始めた頃から変わらず続けてる人もいれば、メンバー変わりながらも新しい人が定期的に入ってて、興味を持ってる人たちが多いんだなって。そういう風に知ろうとする事が大切かなと思うので、それが素晴らしいなって思います。
デリヘルくん
大石さんも過去にデリバリーボーイズへ参加してくれた事がありますが、その時との印象の変化はありますか?
大石
いや、あんまり印象が変わってなくて。ブレないでちゃんと目標を持ってるんだなって思って、そこがすごいなと思います。
デリヘルくん
届ける側から、受け取る側へ変わったことでの変化はありますか?
大石
配ってる時は、自分も21~22歳だったので、あんまりよくわかってなくて。受け取る側になってから、これってこういう事の為にやってるのかとか、改めて意識しました。
デリヘルくん
対応で心掛けている事などありますか?
大石
お店に入るのにも緊張する中で、お店の人に冷たくされたら嫌だと思うんです。なのでそういったバランスを心掛けてはいるんですが、お店的に忙しい時とかは、ちょっと冷たく対応しちゃったかなってときもあって、一声かけてあげれたらってときもあるんですけど。場合によってはぼくが対応出来なくて、エントランスのスタッフの子にお願いする事もあるので。
デリヘルくん
イベント中だと誰がお店のスタッフさんなのかもわからなくて、イベント側のスタッフさんに声かけちゃうときがあったりします(笑)
大石
確かに、誰がどの人だろうみたいな(笑) ゲイバーよりもクラブだから、色んな人がいて、早い時間でも色んな人が関わってたりするから、分かりづらいだろうなって思いますね(笑)
Q.コンドームを設置しての反応は?
大石
イベント内容によって、設置状況が変わってくるんですけど。割とストレートなお客さんとかは面白がる人が多いですね。「何これ~コンドーム置いてあるよ」みたいな。まぁ割とテンプレな反応なのかなって思いますけど(笑) でもゲイの子たちはこれだけ活動してるから、だいたいの子が理解していて、驚くって人はあんまりいないですね。
デリヘルくん
AiSOTOPEさんの場合、お客さんの出入りが多いので、通常20個の配布ではなく、100個でお渡ししてると思うんですが、やっぱり持っていく人は多いですか?
大石
本当にイベントの内容によって変わるんですけど、少しエッチなイベントだと減る量も多いですね。
Q.クラブという特色の中で、お客さんと会話によるコミュニケーションはありますか?
大石
クラブ営業中はそこまで話す事が出来ないので、そんなにコミュニケーション取れてないんですけど、平日のバー営業とかでaktaの冊子もらえたときとかは、載ってる子が知り合いとか、この子かわいいよねとか、知ってるお店のママさんだったりしたときに会話のキッカケになったりはしてるかな。
デリヘルくん
セックスに関して話題になる事はありますか?
大石
バー営業のときとかにはありますね。割とオープンになんでも話してくれる方が多いんですけど、ただちょっと誇張して話す人も多いですね(笑) なので割と話半分で「あ、そ~なんだ?」「それすごいね~」みたいな感じで(笑) 真剣な悩みを相談されるってよりも、場所が場所なので、色んな人が集まるから見栄を張りたい人が多いのかな(笑)
デリヘルくん
どういう見栄の張り方なんですか?
大石
内容もそうだし、セフレがいるって話もそうだし、割と話してくれる人は誇張してるかな(笑) 本当にそこまで~??みたいな(笑)
デリヘルくん
(笑) お店じゃなくてもいいんですけど、性感染症やHIVの会話や相談の経験はありますか?
大石
相談の経験はそんなにないんですけど、それはゲイバーのママさんよりちょっと若かったりもするから、相談するって感じじゃないんだろうな~っとは思うんですけど。こっちから気付く事は多いけど、それを無理に話そうとは思わないので。
デリヘルくん
気付いたときに意識してる事などはありますか?
大石
意識はしないようにしてます。何も考えないで「イェイ」みたいな(笑) 本人は秘密にしている事だから、自分の中で留めてるし。それをこっちが勝手に気付いたからって別に意識する必要はないのかなって。
デリヘルくん
やっぱりクラブって場所柄、そこでは変わらず楽しんでいたいって思いますもんね。
大石
そうそう、さっきの見栄張るってのと一緒で、割とオープンな場で、遊びに来てるって感覚の人が多いから、遊べる場所を作ろって思ってるので、だからそこはちょっとバーとは違うのかなって思ってます。
Q.以前HIV関連イベントでもお世話になりましたが、そのときの印象ってどうでしたか?
大石
自分が若い頃は、(陽性者の書かれた)手記を読むって事が、自分に直接関係してるわけじゃないけど、内容が重くて。自分の中の暗い部分だったりとかが反芻してしまって、実はちょっと苦手だったんですよ。ボランティアの活動を手伝ってたときも、手記の朗読を読むイベントに参加したときに、自分にはちょっと重いかもって思っちゃって、それで距離を置いてたんですけど。 でも今になってイベントを見てみると、そこに共感性を求めてたりとか、悩みがあったりで集まってたりとか。そこには強要してるわけではなく、みんなが集まってて。その場を作ってるって事が大切だなと思います。中には自分みたいに今の精神状態ではついていけないなって人もいるだろうし、理解出来ないって人もいると思うけど、それも含めて勉強というか。知る機会がなければ何も出来ないので。大切なイベントだなと思ってます。
Q.お店の名前の由来を教えて下さい。
大石
調べてきたんですけど、前に働いていた元上司の方たちから教わっていた内容と全然違くて(笑) 元上司から聞いていたのは、「isotope」ってすいへーりーべーぼくのふねみたいな元素的な核的な意味なんですけど。だから色んな人が居て良いんだよって意味で付けたって言われてて、「内容薄っ!でも納得はいくかも…」って思ってたら。今回名前の由来を聞いてみたら、尾崎豊さんの会社名がアイソトープだったんですって、当時社長がその憧れから名前を拝借したみたいで(笑) でも根本的には「核」って意味もあるから、物事の中心になれるお店になりたいと。だから「核(Core)」的な意味で、COREってお店を社長自身が六本木でやっていたので、その意味も含めて作ったみたいですね。で、アイソトープの後にLOUNGEって付いているのは、当時流行ってたから(笑) 当初はクラブってイメージよりも、ラウンジとしてお喋りして集まれる場ってイメージもあったみたいですね。AiSOTOPE LOUNGEのロゴのiの字がイナズマみたいになってるんですけど、それは純粋にゼネラルマネージャーの小原さんが好きだったからって感じみたいですね(笑)
デリヘルくん
AiSOTOPEの「i」が小文字なのには意味があるんですか?
大石
たぶんあれは雰囲気だと思う。ただアイソトープって言葉が「i」から本当は始まるので、そこに「A」を無理やり付けてるのは、会社の系列店舗は全て頭に「A」を付けていたから、言葉的には間違っている感じに見えちゃうけど、Aって入れようかって。
デリヘルくん
なるほど!これは大発見ですね!!
大石
そうですね、ぼくも改めて聞かなかったら、まったくわからなかったので(笑) いい話だなと思いながら。たぶん他で出てこない話かなって(笑)
デリヘルくん
(笑) まさにこのインタビューが目指すところですね!
大石
この話をスッタフ数人で聞いてたんですけど、みんなで「へ~」って聞いてたので、たぶんみんな面白がると思いますよ(笑)
Q.様々なイベントが開催されていますが、イベントのブッキングはどのように行っていますか?
大石
担当的には、ゼネラルマネージャーの小原がブッキングも担当してるんですけど。小原さんから声を掛けているときもあれば、この日イベントやりたんだけどってオーガナイザーさんから声を掛けてもらってやる事も多いです。今のコロナ禍ではウチからお願いしてる事が多いんですけど。その辺りはバランスを見ながらって感じなのかなって。あとぼくの下に来る話とかだと、お店のママさんや、自分と繋がりの強い人達が「実はイベントに興味あって」とか「今度お店の○○周年だからアイソ借りたいんだよね」みたいな話を実際してくれたりとかして、小原に繋いだりする事は多いですね。若い子とかはいきなり年長の方に話すのは辛いみたいなところがあって、ワンクッション入れたりして(笑) 話を進めてます。
デリヘルくん
アイソさんの主催のイベントもあるんですか?
大石
もちろん中にはあります。それは小原さんが考えてたりとか、ぼくや副店長が交代で考えてたりしてるんですけど。現状週末のイベントをまとめてるのは小原さんがやっているので、なかなか苦労が多いだろうなと思いながら(笑) やはり現場側にいると現場の仕事でいっぱいになってしまうので、なかなか演者さんをブッキングしてパーティーを作るまでは労力が(笑)
デリヘルくん
イベントがやっていないときはバー営業をしているんですか?
大石
そうですね、平日のバー営業は今ドラァグクイーンさんと一緒にやってて、クィーンズラウンジって営業なんですけど。週末空いてしまってバー営業するときは、せっかく広い場所でやってるし、楽しいことしましょうかみたいな感じで過去色んなバー営業をやりました(笑)
デリヘルくん
どんな営業をしていたんですか?(笑)
大石
当時ホストのコールが流行ってて、昔の上司がコールが好きだったのもあって「ホスト営業しましょー!」って一夜城築いてたっていう(笑) まぁ面白かったんですけど、なかなかコールが難しくてぼくは出来ないな、みたいな(笑)
デリヘルくん
(笑) でも普段クラブとして遊んでる場所がバーに変わるって雰囲気が一新して楽しそうですね。
Q.イベント中の仕事内容や、エピソードについて教えて下さい?
大石
基本的にはお酒を販売してるんですけど、イベントってものがある中で、受付が必要だったりとか、お客さんが遊べる空間をキレイにしていくって意味でフロアを回るスタッフがいたりとか。クラブって音と清潔さってすごく大切なので、音を調整してくれるPAさんがいたり。昔は自分たちの箱でお願いしてる人がいたんですけど、今は外注で依頼してるので、PAさんはストレートの人が多いですね。他にもイベントによって違うんですけど、本当にオーガナイズしかしてない人もいれば、自分もDJやドラァグクィーンしてるしって色んなタイプの人がいて。全部自分でオーガナイズしてイベント全体をちゃんと回したいって人もいれば、ちょっと協力して欲しいんだよねって人もいて。協力出来る事はもちろん協力したいなと思ってるし、バランスを見ながら先に打ち合わせをして、当日実際に動いてるって感じですね。
デリヘルくん
イベント中に意識してる事はありますか?
大石
雰囲気ですね。お客さんの雰囲気だったりとか、それは色んなものが作用してて、音もそうだし、清潔さもそうだし、口調とかもそうだし。でも居心地が良いってばかりが盛り上がってるって感じになるかっていうと、そうでもなくて。程よいところをイベント全体で流れができてると、みんなが楽しいって思えるパーティーになるのかなって思ってます。
デリヘルくん
イベント中のエピソードや裏話ってありますか?
大石
イベント中のショーによって、ステージの幕を開けたり閉めたりするものもあって。あるドラァグクィーンさんの定番のショーがあるんですけど、その時は必ず準備して横に待機してるので、どう頑張っても斜めからしか見えなくて、一回も正面から見たことがないんですよ(笑) でもお客さんが喜んでる姿とかを見ると素晴らしいショーなんだろうなって(笑) 準備も頑張って手伝ってよかったって毎回思いますね(笑)
Q.新型コロナウイルスの感染対策として実践されている事などありますか?
大石
お客様にお願いしてる事は、手のアルコール消毒だったりとか、マスクの着用、検温の協力など、現状飲食店で出来る対策はやっているかなって感じですね。でもなかなか酔っ払ってきちゃうと、マスク外しちゃったりする人もいるので、その辺は地道に声掛けていくしかないのかなって。でも飲食するスペースと、踊るスペースを分ける為に飛沫感染の防止シートとかをかなり貼っているので、だいぶ(リスクは)減っているかなって感じですね。あと今度、空調の換気を自動で定期的に出来るようなものを着ける予定です。まぁもともと換気はすごい強いのついてるんですけど、やっぱり手動だと限界があるよねって話になって、人間でやってたら忘れたりもするし。自動で1時間に1回換気してくれるやつ入れようよみたいな形では進めてますね。
デリヘルくん
クラブでマスクをする事に対してもお客さんの反応はどうですか?
大石
やっぱり煩わしく思う方は多いですね。でもこうゆうのって時間が必要だなと思ってて、どんな場でもそうですけど。ちょっとずつみんな理解が深まって、はじめの頃はマスクを持っていないお客さんもいましたけど、今だとちゃんとみんな持ってるなって感じで。だんだん浸透してるというか、日本人って雰囲気に流されやすいから(笑) なので全体のイメージがちょっとずつ変わっていければなって思いますね。
デリヘルくん
緊急事態宣言や、自粛要請があった期間はお休みされていたと思いますが、イベントを解禁されたときはどのような思いでしたか?
大石
純粋に嬉しかったですね。どのお仕事の方もそうですけど、だいたいロックダウン中はお休みになってたりして、久しぶりに会いに来てくれたって事が嬉しかったです。そこにはやっぱりリスクが伴ってるわけじゃないですか?リスクを伴って来てくれるからこそ、こっちもより意識して対策していかなきゃいけないなって思いもあったりとかして。まだ遊びに来てないって人も多いと思うんですよね。それを悪いとは思わないし、それぞれの立場があるだろうから、それをまず守ってもらって、それから余裕が出てきたら、少しずつ顔を出してくれたらなとは思いますね。
Q.今お店の中で(個人的にでも可)流行っているのもは?
大石
これ難しいですよね(笑) お店のスタッフは人数が多いから、共通のものってのは少なくて、でも共通のものがあまり無い方が色んな事を知れて楽しいかなって思ってる部分もあります。個人的には自粛期間中にハマってた事として、ずっとアニメを観るっていう(笑) 昔の名作って感じで言われてたものとかって、なかなか観る時間がなかったので(笑) 今になって観てみると楽しいなって思うものが多いですね(笑)
デリヘルくん
どんなアニメを観てるんですか?
大石
「ガラスの仮面」とか(笑)
デリヘルくん
そっち(笑)
大石
アニメじゃねーよって言われちゃうかもしれないですけど(笑) 漫画もそうですけどね。他は「ひぐらしのなく頃に」とか観てます(笑) なんかすごいオタクっぽい(笑)
Q.二丁目のクラブシーンをどのように見ていますか?
大石
AiSOTOPEはArcHからの流れもありますけど、イベンターさんが入ってイベントをやっていて、オーガナイザーが立つ事の多いクラブなので。お店単体で色んな企画を打ち出していたりとか、普通に営業してるだけでもお客さんを呼べる場所であったりとか、そういうのは見てて素晴らしいなって思う部分が多いですよね。なかなか自分たちでクラブイベントやっていても、人集めるのって大変だなって思う事が多いし。どんな形であれ人が集まれる場所っていうのを作っているっていうのは、それなりに努力が必要だし、焼き付け刃で出来る事でもないし。ゲイクラブって呼ばれる場所としては、全国で見てもそんなに無いので。ゲイクラブって楽しいよねって、ストレートの人たちからみてもそうだし、ゲイの子たちからしても、外のクラブで遊ぶ人もいるので、ゲイクラブってこんな感じだよねっていう雰囲気が良くなるように意識してる部分はあります。楽しい場所って思って欲しいですね。
Q.クラブで働こうと思ったキッカケはなんですか?
大石
自分は元上司に誘われて、月1のかわいこちゃん枠みたいな感じで働き始めたんですけど(笑) そんなに可愛くもないのでどうしようと思いながら(笑) たまたま昼間の仕事で煮詰まってて、そこキッカケで。当時ArcHというクラブで、人が居なくて、元上司から小原さんに連絡がいって、5~10分くらいの間で小原さんが来て「悩んでるんだったら昼の仕事辞めてウチで働きな!」って、「あ、働きます」って(笑) こんなすごいスピード感で決まるんだみたいな(笑) 次の日には昼の会社に「辞めます」って言って。不思議な感じですね(笑)
デリヘルくん
大石さんがクラブで働き始めてからどれくらいですか?
大石
アイソのオープンのときにスタッフとして働き始めたので、まだ8年くらいですかね。
デリヘルくん
8年間クラブで働いてきた中で、変わったことや、変わらないことなどありますか?
大石
やっぱりバーにしろクラブにしろ、出会いを求めて来てる人が多いなってイメージがあって。それはちょっとした期待だったりとか、音楽が好きって人も純粋にいると思うんですけど。ちょっとした期待感ってところに何かを求めてるから、「これちょっとエッチで楽しそうじゃない?」ってイベントだったりすると、ゲイの子たちは反応するよねみたいな。変わったなって思う事は、来てるお客さん達の繋がりが強いなって思うことがあって。前は1人で来てる人が多いなってイメージだったんですけど、今は単独で来てる人って少ないのかなって。いるとは思うんですけど、1人で来ててもだいたい知ってる人いるとか。前より減ってるなって印象です。やっぱりSNSとかがすごい普及してるから、先にSNSで友達になって、みんなで遊びに行こうよみたいな流れを作ってたりとか。まぁ昔のHPとかmixiとかの時代から変わらないかもしれないですけど。傍から見てると、自分が遊びに出始めた頃は、SNSもまだそんなに普及してなくて、実際に話しかけてみて仲良くなった人とかもいましたけど。今の人は先にある程度の情報や顔を知っ他状態で会う人が多い気がするので、そこは変わったのかなって。
デリヘルくん
確かに!誰々さんですよね?みたいな(笑)
大石
そうそう、先に名前を知ってたりとか、その人が行く場所に行ってみようって来てるとか。お店とかでも昔情報が無い頃って「あの店って可愛い子が集まるらしいよ」っていうのがあって、そこに人が集まってたじゃないですか。でも今ってもう可愛い子がいる!そこを目掛けて行ってみようみたいな。いるかもしれないみたいな、情報が見えてるか見えてないかっていうのが大きな違いかなと(笑)
デリヘルくん
なるほどね~(笑)
大石
だからイベントとかでも、より「この人達面白いよな」とかそういうのがハッキリ見えている方が、みんな集まるのかなって感じがする。
デリヘルくん
今8年間続けてきていますが、続けているモチベーションは何ですか?
大石
あんまり無理しない(笑) 気張りすぎても良い事がないので、程よく無難にチカラを入れすぎず(笑) でも最近になってそれはそれで駄目なんだなって思う事があって、ドラァグクイーンをやってみたりとか、みんながやってるショーだったりとか、みんなが好きって言ってる曲とかを、今まではイェーイみたいな感じだったんですけど。自分で何回も聴き込んでみたりとか、勉強するとちょっと見え方だったりとか、楽しみ方が変わるんだなって最近気付くようになって。遅いよって言われたら遅いんですけど(笑) なんか改めて楽しいなって思う事が多いですね。
Q.今後の2丁目に望むことはありますか?
大石
反対って思う人はいるかもしれないですけど、LGBTQでオープンな場になってきてて、パレードとかもみんな誰でも来ていいんだよ!みんなで集まる場所なんだよみたいな感じで、別にそれはいいかなと思うんですけど。二丁目って街の考え方的には、クローゼットな人たちが集まりやすい場所であってほしいから。実はあんまりオープンになりすぎると…。だけどそこって矛盾してて、商売的には観光地や歓楽街であったりするから。みんなが楽しめる場所を作るんだったら、どんどんオープンになっていった方がいいと思うんですけど。秘密を共有してる場所でもあってほしいなってぼくは思う部分があって。でもそれは本当「そんなの」って思う人はいると思うので、難しいなと。客観的に見ればオープンになればなるほどいいなとは思いますけど。ぼく自身としては秘密な場所であって欲しいなって思います。良い事なんですけどね、とっても。
デリヘルくん
バランスが難しいですよね。
Q.最後に一言お願いします。
大石
クラブって場所は価値観を共有して楽しめる場所なので、音楽もそうだし、出演してるG0G0さんとか、ドラァグクィーンさんとか、パフォーマーさんの息遣いとかを感じれるというか。実際にアーティストのライブとかに行くのとかも一緒だと思うんですけど、やっぱりCDとか家で音楽を聴くだけでは感じ取れない部分っていいうものがそこにはあって。そういうものがエンターテイメントだと思うので。このコロナ禍で距離感ってものはすごく難しいんですけど、感染対策など出来ることをした前提で、お家で本を読んでるのが好きって人もいると思うので、色んな楽しみ方があると思うから。もし気になるものがあったら足運んでほしいなって感じですね。
デリヘルくん
ありがとうございました。