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デリヘルくんが聞く!突撃インタビュー!!

vol.45 ISLANDS ラク

店舗名:ISLANDS 店舗住所:新宿区新宿3-11-1 今井ビル3F 店舗電話:03-3359-0540 営業時間:月水木日19:00〜翌2:00(金土祝祭前日は翌4:30まで)※社会情勢により変更の可能性があるため、HPをご確認ください。 定休日:火曜日
https://t.co/tAj8OQhCON?amp=1

Q.デリバリーボーイズについてどのような印象を持たれてますか?

ラク

毎週いつもお疲れ様ですという感じで、もうルーティンになっているので偉いなと思って(笑) いろんなお店があるし、行くタイミングによってお店の雰囲気で入りづらかったりすると思うんですけど。大変だな思いながらいつも感心しております。

デリヘルくん

ありがとうございます!お客さんの反応はどうですか?

ラク

お客さんもどちらかと言ったら慣れたものじゃないですかね。「あ、そうか今日金曜日だもんね」って、そんな感じですね。

Q.コンドームを設置されての反応はどうですか?

ラク

パッケージがかわいい時は、持って行きますよね。ウチは(入れ物を)2つもらったりとかして、1つはトイレの中で、1つは普段は入り口のところに置いていたりするんですけど。トイレの中からやっぱり無くなりますね。いないところで持っていくみたいな傾向はありますね。堂々と持っていくには、抵抗があるんだなって印象ですね。

デリヘルくん

コンドームを置くようになったキッカケは?

ラク

実は23、4年くらい前に、まだaktaさんとかできる前かな?長谷川さん※から声をかけられて。ウチとゲンパパ、メゾフォルテさん、BACKDRAFTさんかな?4店舗でプロジェクトコムっていうのをやっていて、長谷川さんが掛け合って、まだこんなにコンドームが普通に配られるなんて時じゃなかったんですよね。それでお手伝いしてたんですよ。長谷川さんの家に集まってコンドームのパッケージにコンドームをいれたりして。でもあの時は僕らはマンパワーが5、6人でやっていたので、NPOでもなんでもなくボランティアでやっていたから、60店舗とかかな?自分たちが知っているお店のママさんとかに置いてもらったりとかしてたんです。その後aktaが立ち上がってコンドーム配布はそっちの方でやってもらう形になったんで「ラクちゃんたちはもうお疲れ様」みたいな感じで、そのままaktaからコンドームをもらう感じになったんだと思います、ウチは。

デリヘルくん

立ち上げのパッキングもみなさんでされていたんですね!

ラク

すごい昔だからよく覚えてないけど、長谷川さんの家でよく作業をしていた覚えがありますね。

デリヘルくん

ほぇー。

ラク

延々とね、手でやるのって大変なんですよね(笑) パッケージの外側が平たい状態でワッて届くじゃないですか。あれをまず折り畳んで、1個1個全部いれて、50個ずつまとめてみたいな。

デリヘルくん

それは大変だ。

ラク

すごい大変でしたよ。長谷川さんからお願いされたから、しょうがなくって感じでやってましたね。長谷川さんが「これ広げいてきたいね」っていうんだけど、「え!?広げていったらこれ、僕らがやる作業は!?」みたいな(笑)「夜も仕事あるんだけど」って(笑)

デリヘルくん

今は業者に頼んでますからね。

ラク

そうですよね。でも、最初はそんなでしたね。余談ですけど、振興会の瓦版とかも、昔はボーンってきて何千枚もみんなんでビャーってやって。やっぱりスポンサーさんを見つけたりして、お金を出して業者にやってもらったりしないと広げてくって大変ですよね。

デリヘルくん

ありがとうございます。当時はコンドームを配ることの意味合いはどういう感じで?

ラク

今よりも、コンドームを買うとかいうことに抵抗があったし、まず絶対的に置いてあるところが少なかった。もちろん、お店もないし、当時は発展場もようやくヤリ部屋ができ始めた頃。24、5年前だと大型のサウナ、あとはビデオボックスが主流で発展場自体も少なかったんですよね。もちろん発展場には絶対置いていないし、多分大きなサウナには(コンドームの)自販機みたいなのはあったような気がするんですけど、結局お金を出さないと手に入らないし。持っている人は自分の財布に忍び込ませてるくらいで、簡単に手に入らなかったんですよね。当時はルミエールでもコンドームが売れていた時代だったような気がします。今コンドームをルミエールで買う人なんてあんまりいないように思うけど、そういうところでしか売ってなかったんだよね。ドラッグストアも当時すっごい少なかったんですよね。今はコンビニみたいな勢いであるけど、当時はなかったんで。だからタダでもらえるっていうのは画期的だったんだと思います。募金とかしないといけないんだと思うから、もらえるっていうのは変だけど。お店に置くっていうのは画期的だったと思いますし、当時まだウチがお店を始める少し前ってHIVの話が最初に出てから少し経って、あんまり世間でHIVのことが言われなくなったの。偏見はまだ残っているけど、HIVのことやコンドームのことが世間に言われなくて。でも数的には決して減っていないって状況だったような気がしますね。だから長谷川さんがコンドームの重要性を言ってたんだと思います。

デリヘルくん

当時の感覚だと予防のこととかそもそものコンドームの認識を広めるために配られてたんだと思います。今もその意味合いは残っているんですけど、コンドームを10年も配り続けていると当たり前のように手に入る環境がある中で、今のaktaとしてはコンドームが置いてあるお店の中で、病気のことや自分のセックスのことと向き合う機会や話すきっかけのツールとしての意味合いが強くなっています。

ラク

確かに、当時はHIVばっかり言っていて記憶があるんですね。でも、よくよく考えたら他の性感染症の予防にももちろんつながるし、HIVだけに関して言うと感染したお客さんが夜中にポロッと相談するようなだったのが、今はお客さんの中には自分が感染していることをカミングアウトしている人が意外と多いんですよね。四半世紀前って本当に灰皿いっぱいくらいの量の飲みにくいようなお薬を飲んでいるのをみていたので、それに比べるとずいぶん飲みやすくなったし、そう言う話をしたりしますけどね。その当時(薬が)飲みづらくてあんまり飲まなくなっちゃって、やめちゃって重症化したりとか亡くなったりとかってお客さんもいたので。そういう話題が出るキッカケになるって言うだけでもいいですしね。コンドームだけじゃなくていろんなフライヤーとかあったりするんで、そういうの手に取ってもらえるといいですよね。

デリヘルくん

今の話だとメンタルヘルスっていうか病気のことを含めての健康の話ってことなんですけど、お店の中でもう少しラフな自分のセックスの行為の話が飛び交うことはありますか?

ラク

オープン当時に比べると、発展場に行くってことを皆さん隠さない。

デリヘルくん

(笑)

ラク

昔は本当に隠して(発展場に)行っていて。グラデーションはすごくできたと言うか。昔もグラデーションだったんでしょうけど建前上、当時はもちろんインターネットでの出会いもなく、アプリもなく、ケータイもなかったので出会う場所?簡単にいうとセックスの相手を見つける場所は飲み屋か発展場?もちろんそれは有料、無料あれですけども二極化に分かれていて。あんまり飲み屋では発展場の話題とか当時はしなかったんですね。でも、中には行ってる人も全然いっぱいいて。「発展場とかもう全然行ってない」って言いながら全然行ってたりとか、そういうのもありながらだと思うんだけど。でも飲み屋は飲み屋のそういう立ち振る舞いをする人が多かったけど、今は発展場自体もアプリとかで出会うこともあるし、その間のサークルとかで出会ったりイベントとかで出会ったり発展場と飲み屋の間にいっぱいいろんなものがあるのでそういうところに行くこと自体隠さなくていいって思う人がどんどん増えて。逆にこっちがびっくりするくらい。「そこまで聞いてないんだけど」って思うんだけど(笑)すごい時代だなって思って。自分の年齢もあるかもしれないんだけど、歳をとっていってそんな感じの印象を受けますね。

※長谷川博史氏:(1952年ー)特定非営利活動法人 日本HIV陽性者ネットワークJaNP+理事

Q.今でもお店での相談等(御客さんから)はありますか?(HIV/性感染症等)

ラク

ありますね。ていうのは「どうしよう」っていうのはもうなく、すでにぷれいす東京さんであるとかaktaさんもそうですし、いろんなところにもアクセスはしてるんだけど、でも専門のところだけではなく身近な人に話したいって欲求ってあると思うんです。友達にわかってもらいたい、よく行くお店の人にわかってもらいたい。そういうのはあると思うので。ウチで言ってくれたっていうのは思い切った気持ちで言ってくれたんだろうなって思いながら話は聞きますけど。相談って言うより聞くだけですけどね。「こうした方がいいんじゃない?ああした方がいいんじゃない?」って言うのは本人は解決してるんだけど、話をしたいんじゃないですかね?

デリヘルくん

そうなんですね〜。

ラク

昔は「どうした方がいいだろう?」って言うから、「じゃあちょっと陽性者の集まりの会とか今度あるみたいだからそういうの行ってみたらどう?」ってこっちから言ってみたりしたけど、今はそういうのインターネットで自分たちで調べてやってたりするので、あとは個人的に伝えたい人には伝えたいんだなっていう。そこは進みましたよね。情報が入りやすくなったって言うのはネットのいいところで。昔は閉じこもっちゃう人も多かったと思うので。

デリヘルくん

そう言うことが話しやすい空間っていうのも大事ですよね。

ラク

昔は夜中にお客さんがみんな帰ったあと「なんで1人で残ってんだろう?」って思って、実はポロってみんないなくなったときに話すとか。話しづらい雰囲気とかあったと思うんですよ。今は意外と周りに聞かれていても言えてしまう人もいますし、未だに昔のような伝え方をする人もいますし。

デリヘルくん

aktaでも外の社会と守られた場所との間としてaktaでカミングアウトしたいって人はいるんだなって印象はあるので。

ラク

やっぱり、今でも勇気いることだもんね。

デリヘルくん

そうですね。

Q.お店の名前の由来は?

ラク

僕とパートナーと2人で始めたお店なんですね。未だに2人でやってます。僕は50後半だし、向こうは70前半だし、大分高齢になってきちゃったんですけど2人で始めて。2人の苗字に「島」がつくんですよ。それで、ISLANDにSをつけてISLANDSって言う、すごく簡単な。

デリヘルくん

へぇ〜、お2人に島がついてたんですね。

ラク

そうなんです。最初は色々考えてたんですけど、友達が「苗字に島がつくからそれでいいんじゃない?」って言って。「あっ」て、とんとん拍子に。

デリヘルくん

(笑)

ラク

結構名前って大変なんですよ。他のお店の話を聞いても屋号を決めるっていうのは大変みたいですよね。ずーっと残るものだからね。由来はそれです。願いを込めてとかそう言うのはなくてごめんなさい(笑)

デリヘルくん

お店自体のコンセプトは決めてたりしますか?

ラク

僕もパートナーもサラリーマン時代にゲイバーによく行ってたんです。その時代のお店の雰囲気って、若い人から比較的上の人まであんまり年代関係ないお店が2丁目は非常に多かったんですよね。今は大分、年齢、体型、趣味嗜好でカテゴライズされちゃってるお店が多い。でも昔っぽいって言ったら変ですけど、いろんな人が来てもらえるお店がいいなっていう。コンセプトではなくそういうふうなお店だったらいいなってだけですね。

デリヘルくん

その想いと実際にお店をやってみてはどうですか?

ラク

やっぱりなかなか難しくて、僕らの年代のお客さんだと老け専部類に入ってしまうので。ただバイトの子達が結構いるので、スタッフの子達の力を借りて20代、30代が増えてて。今では30代が一番多いので、そう考えると結果的に広くなったのかなと。昔から来てるお客さんは50代のお客さんが多いので。そう考えるとそこそこには(年齢層は)広い方だと思います。他の2丁目のお店に比べると。

デリヘルくん

お店に入っているスタッフの子達が若いという印象を持ってまして、そういうのは意図的に?

ラク

ものすごい頑張ってます(笑)「中のマスターと一緒にお店の人も歳をとっていく」ってよく言うじゃないですか。それだと元々のお店をこうしたいねって言うのと違ってきちゃうので、なるべく若い人に声をかけたりしていれるようにすると、若い人が中に入っていることによってお客さんも自分と同じ歳の子が中に入っているって来やすくなるじゃない?それでなんとか平均年齢の高齢化を保ってるって感じです(笑)

デリヘルくん

学生割なんかで工夫をされてますよね。

ラク

そうですね。チャージだけなんですけどね。チャージをとらないで、セット料金だけで。あとは焼酎のボトルとかを1,000円引きにしたりとかそういうのはしてますけど。若い人がいることでお店も活気が出るので。おじさんたちも若い人と喋りたいんですよ。もちろん同年代としゃべる方が落ち着いたりはするんだけど、若い人と喋って刺激をもらったりとか。僕らもそうなんですけど、若い人と働くと刺激をもらえたりするし、ちょっと若くなれたりするかもしれないので。なるべくそれは絶やさないように。もちろん昔から入っているバイトの子も、10年以上いるバイトの子もいたりしますから。学生さんとかは入って、学校の卒業と同時にISLANDSも卒業って子もいますし。だから若い興味ある子がいたら「じゃあ、一回入ろう!」みたいな声かけて(笑)

デリヘルくん

そこはすごくアンテナを張ってるんですね(笑)

ラク

そうですね。

デリヘルくん

昔は若い子のお店って言われていたところが歳を重ねていくごとに平均年齢が上がっていってってことはインタビューを通しても多いですね。

ラク

だから、30前後だったところが20年経ったら50前後になるんですよ。でもそれが普通だと思うんですよね。ウチはぶっちゃけものすごい抗って(あらがって)ます(笑) 自分たちが若くなることはないので、それはバイトのスタッフたちの力を借りて(笑)

Q.3丁目にお店を出そうと思ったキッカケは?

ラク

実は2丁目に6年いたんですよ、最初は。それこそさっきのプロジェクトコムとかやっていた時は2丁目のお店だったので。ルミエールの対面のど真ん中にあったお店だったんですけど。ここの半分くらいの(広さの)お店だったんですよ。で、3回目の更新、6年目のときにパートナーと一緒に「更新してもいいし、もう少し広いところ探してみる?」みたいな話で。もちろん2丁目でも探してたんですよ。ここら辺の不動産屋さんにお願いして。そしたら2丁目じゃないんですけど、2丁目に近いここら辺の物件でいったらたまたまここを紹介されて。大きさ的にもアレだし、3丁目っていっても2丁目にまぁ近いし。ここだったらいいかなくらいの感覚で移転したのが2001年だったので。このGW(ゴールデンウィーク)で丸20年ですね。そうGWに引っ越したんですよ。ちょっとお休みもらって。えっちらほっちらボトルを運んで(笑)

デリヘルくん

広さが決め手だったんですか?

ラク

そうですね。ちょっと広いところに移りたかったていうのが一番ですね。あとは(前のお店は)居抜きって元々あったところを使ってたので。ここは設計とかも全部作ったので。お店を作りたかったていうのもありますよね。お店を作るには物件によって条件があって。居抜きじゃない物件の形態のところで探してて、大きさもかつこれくらいのところってなかなか見つからなくて。ようやくここが見つかったっていう。で、自分たちがこういう高さのカウンターにするとかそういうのを全部できるわけですよね。前の店はそのままあったものを使っていたから。やっぱり6年経って、これから続けていくか続けけていかないかって話になって、2人とも続けていこうって決めたときに、だったらもうちょっと広くて使いやすいお店にできるところって探したのがたまたまここだったっていう。もちろん2丁目の中じゃないので、なかなか(飲み)回る中に入れてもらえなかったりするんですけど、最初2丁目だとハードルが高くて2丁目行ったことないってお客さんが最初の一歩の1店舗目に選んでくれたりして。そういう計算とか全くなく、「あぁ3丁目ってそういう意味合いもあるんだな」みたいな。

デリヘルくん

そこが2丁目との違いみたいなところなんですね。

ラク

お客さんに「実はゲイバー初めてなんです」って話をされて「なんでウチに?」って聞くと、「いきなり2丁目とかよりは3丁目にこちらがあったのでまずこちらで様子を色々…」みたいな(笑) 今はインターネットでお店の情報は色々手に入れられるので、お客さんはすごい調べてますよね。変な話、掲示板みたいなのでお店情報とか見て「怖いなーすごい調べてくるんだな」って思って。僕らの時代はそんなの全然ないから。ただひたすら仲通りを歩いて「この看板の色綺麗、じゃあ入ろう」って。

デリヘルくん

(笑)

ラク

いや、ほんとそんなんで。だって情報がないから。で、入って知り合いができたり、「あそこ行ってみたら?」とか、「次はここどう?」って紹介してくれたらいいけど、最初の1件目はどこ入っていいか分からないの。情報がないし、せいぜい昔の薔薇族とかの後ろの広告くらい。でも後ろの広告に載っかってるお店なんて数店舗しかなかったから。

デリヘルくん

へぇ。今は随分ハードルが下がったんですね。

ラク

ものすごいハードルが低くなって、皆さん2丁目に来やすくなったんじゃないかな?

デリヘルくん

その中でもまだ2丁目は・・・っていう人がいるんですね。

ラク

そうそう、全然います。

デリヘルくん

そんなに違いがあるかな?って思いますけどね。

ラク

2丁目が今、昔と違うのは通りに人がいっぱいいるじゃないですか。僕らの時代って通りに人がいなかったんですね。通りにいたら誰かに見られちゃうってことだから。店に入って出る時には、場所を決めておいて駆け足でバッと入るっていう。いけないところからいけないところへ入るみたいな雰囲気だったのが、今は普通に「おはよう」「わー」みたいな感じでいるじゃない?

デリヘルくん

いますね(笑)

ラク

初めての人はあれが抵抗あるみたい。

デリヘルくん

なるほど。目から鱗が落ちた気分。

ラク

あそこが社交場だもんね。店の中だけじゃなくて。特にこれからの時期は気候がいいから。

デリヘルくん

勉強になりました。ありがとうございます。

Q.今年は25+26周年パーティーができるといいなってありましたが。

ラク

正直いって今年も難しいだろうなって思ってます。そういうパーティーってウチは大体2日間やって、お客さんが密中の密になるので。ちょっと今年もそれはできないですね。だからワクチンがいき渡って、みんなが安心できるような。マスクはしててもいいけど、人がグチャっていてもいいってなると来年でしょうね。今年はちょっと難しいかな。去年は「来年できるかな?」なんて思っていたんですけどね。いざ今年になってみるとそれも難しそうですね。

デリヘルくん

パーティーはおいておいて、これから27年目に向けた目標などありますか?

ラク

2人とも年齢が年齢なので、時代について行くのが必死ですが頑張ってついていきますみたいな。それが目標っちゃ目標です。もう、やっぱりこの26年の間にもケータイ電話ができ、インターネットの出会い系ができ、ヤリ部屋ができ、アプリができ、そのたびに2丁目からお客さんがちょっと減り、でもまた戻ってていうのを繰り返し来ているので。次また大きな流れが来て、そうすると旧態依然のものは一瞬減るんですよね。で、また戻ったり。飲み屋自体は無くならないとは思うんですが、時代とともに影響は受けるので。そこになんとかおじさんたちがついていければいいなってことですね。新たに何かとかそんな大それたことは考えられないので(笑) 若い人たちと喋るのは楽しいので、おじさんたちもいるけど若い人たちも来てくれるお店はずっと続けていきたいなってところ。

Q.若い人たちから高齢の人たちもいる中で、共通した話題とか盛り上がるものってありますか?

ラク

なんだろうな?ウチの店はスタッフさんにもお願いしているのは、話題は提供しなくてもいいって言ってるんです。とにかく、お客さんの話を聞きましょうと。お客さんは喋りたくて来ている人が基本的に多いから、その時その時にいるお客さんによって話題がどうなるかわからないですよね。今日はこの話題しようっていうよりかは、お客さん同士がそういう話題をしていたら、その話を盛り上げたりだとか。だから、大きなムーブメントみたいなものはウチの店にはないんですけど。みんな生活に寄り添った話をしてますね、今はコロナの話が出たりとか。お店によって違うと思うんですよ。すごくエンターテイメントされていて、ここにくると普段の日常から離れられるから好きってお店もあると思いますし、ウチはどちらかっていうと生活延長線上で来てもらえる店だと思うので。だからバイトの子にも「なるべくお客さんの話をたくさん聞きましょう」って言ってます。ごめんなさい、答えになってなくて。

デリヘルくん

いえいえ(笑) ご自身の中で流行っていることはありますか?

ラク

僕ですか?今こういう時期なので皆さんと同じだと思いますけど、Netflixとかアマゾンプライムとか見まくっていて、これでもかっていうくらい。特にNetflixとかゲイ関係が充実しているんですよね。もちろん映画、ドラマもそうですし、ドキュメンタリーもあるので、この際入ってみていっぱい見ようかな?って。意外と見てるとお客さんも見ていたりしますし、年甲斐もなく「鬼滅の刃」もNetflixで全部見て、その影響で映画も見てって話になって。「鬼滅の刃」ってジャンプだったの?っていうレベルの人間だったのが、何回も見たりして。若い子の話に乗ろうとして(笑) 皆さんも多いと思うんですよ、NetflixとかアマゾンプライムとかHuluとか。もう今それはすごいハマってますね。ちょっと「呪術廻戦」も挑戦してみます。

デリヘルくん

素敵だと思います(笑)

ラク

頑張って抗おうと思います(笑)

Q.3回目の緊急事態宣言も出て、率直に大変だと感じることは?

ラク

先が見えない、いつからちゃんと営業できるんだろう?っていうのが1番の不安で、お客さんたちも緊急事態宣言の間とか時短でやったりとか色々試行錯誤でやってるんですけど、いらっしゃるお客さんもいますし。この一年LINEとかで連絡をくれたりするんですけど、仕事の責任上かもしれませんし本人の意識かもしれませんし、そういうところには行かないって人がいて、当然だと僕は思うんですよ。でも、こっちとしてはそういう来ないお客様もいるし、来てくれるお客様もいてすごくチグハグな感じ。みんなにどんどん来てって言えない状態の営業っていうのがすごく歯痒い。だから早くそういう状態に。ただ、すぐには戻らないと思うんですよ。大分コロナでいろんな価値観が変わったから。それでお客さんの流れがどうなっていくのかな?って不安はありますね。リモートが増えていくと平日やってお客さんがいらっしゃるのかな?って不安もありますし。以前ウチは週末は朝まで営業してたんですけど、朝まで営業するなんていうのがいつできるようになるのか?って考えるとウチだけでなくどのお店も不安だと思いますね。

デリヘルくん

そうですよね。今後こういう対策があったらいいな?ってものはありますか?

ラク

お話できるのはここに出てこれるお客さんなので。出てこないお客さんでもSNSとかで様子とか見ていると、なんとなく鬱気味というか、病み気味というかっていう人って散見するんですよね。この時代そういう人たちはおかしくないなって思って。でもそういう人たち、特にこっちの世界は1人暮らしの人が多いので、やっぱりそこは心配ですよね。友達とかにちょっとでも声をかけられるような人だったら良いですけど、なかなかそういうのができない人もいるので、メンタル的にそっちの方向に引っ張られなきゃいいなっていう。来ているお客さんだと声かけられたりフォローできたりいくらでもできるんですけど。その前にTwitterやらインスタやらで情報が入ってきたりするじゃないですか?大体そういう投稿が少なくなったりやってない人ってなんかしら原因があるんですよね。普通に元気な人は今までのペースを崩さない。やっぱりSNSのペースが崩れるのってなんかしらあるんですよね。そういうところ。閉じこもりがちの人たちに対する発信があればいいかなって気がしてますけどね。

Q.2丁目の今後に期待すること、想いがあれば。

ラク

今すごくフタミの社長さんをはじめ、有志のお店のママさんたちでゴミ問題すごく頑張ってくださるけど、いまだに汚くなる時は汚くなってしまうので。特に3丁目に来て思うんです。3丁目ってゴミ出しとかもすごく厳しいので。でもそれを守ってるからこそ街も綺麗なんだと思うのと、2丁目はまだそういうところが足りないんだなって、それを気づき始めて。フタミの社長さんとかが頑張ってやってるけど。2丁目もうちょっと綺麗になるといいですね。綺麗じゃないと治安も悪くなるし、初めてくる人にも印象悪いしね。3丁目に来てそれは気づきましたね。やっぱり2丁目って汚かったんだって。

デリヘルくん

ほー。

ラク

ゴミ出しだけでもきちんと守ってくれれば、随分変わると思います。

Q.最後に一言お願いします。

ラク

2丁目に寄るついでに、3丁目も覗いてくださいってくらいで全然大丈夫です(笑)

デリヘルくん

ありがとうございました。

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