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デリヘルくんが聞く!突撃インタビュー!!

vol.52 mucho GA-KO

店舗名:mucho 店舗住所:新宿区新宿2-14-3 大木ビル3F 店舗電話:03-3358-4679 営業時間:20:00~翌5:00 定休日:日・月曜日

Q.デリバリーボーイズについてどのような印象を持たれてますか?

GA-KO

話のネタになるというか、うちノンケとかも多いので「何なに?」って話題になって、助かっている部分はいっぱいあります。

デリヘルくん

ボーイズとのエピソードで印象的だったことはありますか?

GA-KO

スタッフの子が来てくれて、ウチの酔っ払いのゲイの子が絡んで、なんかそのあとその子が飲みに来てくれたっていうのはあります。その後も何回か来てくれてましたね。

Q.コンドームを設置してお客さんの反応は?

GA-KO

ノンケが反応しやすいですね。ウチ、お客さんとしてゲイとノンケが半々くらいなので。そうするとノンケが「何?」って関心持って反応はしますね。それに対してゲイのお客さんとかが説明したりっていう流れはよくある感じですね。

デリヘルくん

へ〜。ゲイのお客さんはコンドームの設置に関して認知があるんですね。

GA-KO

活動も認識している人は多いかな?て感じです。細かいお金とかどうなってるの?って話にはよくなるんですけど(笑) どこから出てるんだろう?とか。そういう込み入った話にもたまになる。

デリヘルくん

(笑)

GA-KO

あんまアタシも理解してないんでアレなんですけど(笑)

デリヘルくん

aktaは厚生労働省の委託事業を受けていまして、国の事業の一環でやっているのでお金はそこから出てますね。

GA-KO

あと、募金箱とか?

デリヘルくん

そうですね。一番最初はバーのママさんたちが自発的にやっていた(コンドーム配りの)活動があって、その時は国の事業ではなかったので、全部募金とかそういうサポートで作っていて。aktaができてからこちらで引き継ぐ形で継続しているんです。ただ国のサポートはいつ切れるかわからないので、今も募金を集めながら使いながら活動をさせてもらっています。

GA-KO

次からそういう感じで説明します(笑)

デリヘルくん

コンドームのパッケージとかも話題になりますか?

GA-KO

なんか女の子とかが「カワイイ」ってなったりとか、2丁目の記念に持っていくってパターンもありますし。そういう話題にもなります。

 

デリヘルくん

その話の流れで、店内でコンドームをキッカケにsexの話題になることもありますか?

GA-KO

それは全然、もう(あります)。基本は下ネタで盛り上がってるので(笑) そういう意味では大事だよって話はしますね。病気についてとかも。でも、ゲイの人は色々知ってますからね。そういうのはシビアだから。そうするとノンケの人とかが知らないことがいっぱいあるか、そういう感じで話が広がっていくってことはよくありますね。

デリヘルくん

割とゲイの人がノンケさんに教えるパターンが多いんですね。

GA-KO

そういう感じが多いかな〜。だから、コンドームは大事って話には持っていきますよね。愛があるからコンドームが大事って説明の仕方はしてます。

デリヘルくん

そういう話を聞けるのはいいですね。

Q.お店での相談等(お客さんから)はありますか?(HIV/性感染症等)

GA-KO

全然いっぱいありますね。17年やってるんで、結構カミングアウトされますね。それで、身近なんだなっていうのも段々わかってきたし。

デリヘルくん

その時に何か困ったことはあります?

GA-KO

自分に言ってくれる人たちは、思い病んでって感じというよりは、色々調べて割り切った上で、気分的にもポジティブになって、で言ってくれるってパターンが多いかな。

デリヘルくん

そういうカミングアウトを受けたときに、ママさんの方が色々と情報を知るってことはありますか?

GA-KO

それも多いですね。お薬のこととか、病院のこととかは結構話してくれるので、「なるほど」みたいな。最近も「治験終わっちゃうんだよね」みたいな(笑) そういう詳しいお話も色々聞きますね。

デリヘルくん

ママさん自身のHIVへの印象は?

GA-KO

最初は怖かったですけど、今いろんなお客さんとかに聞いたり、記事とか見たりして、怖くはないんだなっていう感じにはなってますけどね。自分も1回若い頃にデートする相手がHIV+の方で、そのこと知らなかったんですけど、会う前にそういう情報を得ちゃって。そんでデートはしたけど、そういうの初体験だから怖いっていうか、そういう経験をして。でも、すぐその人はカミングアウトしてくれて、深まったみたいな。そこからいろんな情報も入ってきたし、身近にいるんだってこともわかったし。すごく勉強になってますね。

Q.お店の名前の由来

GA-KO

元々自分プロレスが好きで。プロレスってメキシコとかが有名で、プロレスの技でなんとかムーチョみたいなのがあって。その技っていうか、メキシコ、スペイン語っていう意味でムーチョにしたって感じです。

デリヘルくん

ありがとうございます。ちなみに、GA-KOさんのお名前の由来とかは?

GA-KO

あんま面白くないんですけど(笑) 本名が言いにくい名前だったので、一番最初に入ったお店がMONSOONで、そこの初代ママに言いにくいからなんか付けようよってなって。アヒルのガーコってキャラクターがあって、そのアヒルのガーコってキャラクターに似てるからっていうんで、GA-KOってつけられました(笑) ただそれだけ。

デリヘルくん

(笑)

GA-KO

でも、それはよく聞かれるので、めんどくさい時は「ガーガーうるさいからGA-KO」っていってます(笑)

デリヘルくん

(笑)

Q.お店のコンセプトは?

GA-KO

男女、ゲイ 、ノンケ関係なくていうのがモットーかなみたいな。そういう人としてみたいなので差別なくっていう感じの店ですね、うちは。だから半々くらいの客層で、日によってはお客さんゲイしかいなくなったり、ノンケしかいなかったり、レズビアンしかいなかったりとかいろんなパターンが。だから来るときによって違うってのがあって。あと、アタシがどっちかっていうと格闘技とかプロレスとかラグビーとか柔道とかそういうのが好きで、そういうお客さんも多いですね。現役のプロレスラーとか、柔道とかラガーマンとか。どっちかっていうと。

デリヘルくん

本当にいろんなジャンルの(お客さんが)

GA-KO

そうですね。アタシの男の趣味が。

デリヘルくん

(笑)

GA-KO

だからそういうの好きなゲイの子もうちは多いです。

デリヘルくん

GA-KOさん以外にスタッフさんはいますか?

GA-KO

週末だけゲイの子が何人かいますよね。

デリヘルくん

スタッフさん含めてお客さんとかの年齢層ってどれくらいですか?

GA-KO

年齢層も幅広い。大学生もいるし、上は60代もいなくもないかなって感じです。だから、幅広いっちゃ広いですよね。60代の人も違和感なく入れるような感じだと思います。

Q.今回色々調べてみたんですが、muchoさんはあまりSNS系はやらないですよね。

GA-KO

そうなんです。

デリヘルくん

それで、ヒットしたのがmixiで。

GA-KO

そんなのあったんだ。ヤダー。

デリヘルくん

そこにプロレスのことが結構いっぱい書いてあって。

GA-KO

はいはい。

デリヘルくん

一番最初の関わりみたいなのってなんかありますか?

GA-KO

前に入ってくれていたスタッフが、今2丁目プロレス全部仕切っている子で。キッカケがその子とかかな?そんで飲みにきて、プロレス好きって感じで仲良くなって、でまあ色々そこからプロレスラーが広がっていって。バイトもみんな仕事するようになったりって感じですね。で、私が「レスラーは体いいから」ってバディ紹介してグラビアやったり、2丁目プロレスやるようになって。

デリヘルくん

2丁目プロレスの発祥の地だったんですね!

GA-KO

多分ていうか、motion(移転前のお店)時代ですけどね。で、団体の代表の人も2丁目全然好きで、元々ドラァグクィーンとかも知ってて、とかで広がっていった感じですね。

デリヘルくん

今はプロレスラーの方は働いていなんですか?

GA-KO

今は働いてないですね。働いていた子もプロレス忙しくなって、今はゲイ2人で。だからバイトしている子は大体2丁目プロレス出てるような人たちとかが多いですけど、て感じですね。

デリヘルくん

すごい。「新宿2丁目 mucho」で調べるとプロレス関連がヒットしますもんね。

GA-KO

まあそうですね。今も客(プロレス関連の)いっぱい来るけど、前ほどではないかな。やっぱそれだけに拘っていても視野狭くなるんで、だいぶ前から柔道とか。そうなるとみんな先輩後輩とかで繋がって。大学柔道部とかもいっぱいくるし、全然オリンピック出てる人もよく来るし。ていう感じで、柔道も強いかなって感じで。

 

デリヘルくん

お店の広報をするときにSNS系を使ってないってことなので、新規のお客さんってどういうふうに来るんですかね?

GA-KO

そういうのはやっぱり紹介ですね。体育会だったら流れがあるし。そこがありがたいですよね。先輩に連れてこられて、そこでまた知ってみたいな。で、ゲイは古いゲイっていうか、昔っから知ってるゲイの人が多いっちゃ多いですね。そこから繋がっていってって感じですね。なので自然に紹介でっていうのが多いです。SNSっていうのじゃなくて。

デリヘルくん

リアルな繋がりで広がっていくのっていいですね。

GA-KO

やりやすいです、それは(笑)

デリヘルくん

何にもなく扉を開ける人もいますか?

GA-KO

ごく稀にいますね。うちmucho(ムーチョ)なんですけど、マッチョと間違えて来る人がたまにいますね。「うち、ムーチョだよ」って、年に1回くらいありますね。アタシがいるから、アレ?みたいになって。運が良ければ客がマッチョっていうこともあってあれなんですけど、それもたまに。「ウチはムーチョです。マッチョじゃないです」っていうのがありますね。

Q.今、お店で(または個人的に)流行っている事はありますか?

GA-KO

話題になるのはNetflixとか、韓国ドラマとか、そういうのは。え、でも(アタシ)ほんとあんまり趣味ないんで難しいな。

デリヘルくん

お客さんが集まった時に話題で盛り上がるものとかって、格闘技の話が多いんですか?

GA-KO

まぁ、客層に依りますけど。うちはどちらかっていうと下ネタで。安い営業で。

デリヘルくん

いやいや(笑)

GA-KO

多分ノンケとかもいるから、ちょっとゲイバーとは違った感じにはなるとは思うんですけど、ネタ的には。あとはゲイの客が酔っ払って、ノンケの子にセクハラしてとはかよくある。そういう感じだとアタシが怒って「アンタ飲み過ぎよ」ってパターンも多いですね。

デリヘルくん

(笑)

Q.ママになったキッカケ

GA-KO

MONSOONで5年半くらい働いていて、3年くらいそこでママやったんですけど。もうそろそろ昼間戻ろうかな?って思って、水商売で食っていくってのは思ってなかったんで。戻ろうと思った時にそこのオーナーに声かけられて。で、好き勝手やっていいからやれば?勿体ないから、みたいな。で、次も決まってなかったから、じゃあちょっとやってみようかみたいな感じですね。軽い気持ちっちゃ軽い気持ちでしたね。

デリヘルくん

へ〜。それでやってみて、つづいてるってことになると思うんですけど、その中で意識していることとかは?

GA-KO

なんか、ストレスを溜めないってことは。自分欲があんまないタイプなんで、なんに対しても。だから、基本平和にっていうのをアレしてやってますね。ガツガツやるんじゃなくて。自分も負担にならない程度な感じの営業っていうか。客層も多分そうだと思うし、アタシの適当な感じが合う人はいっぱい来るだろうしって感じで。キチキチしたのあんまり好きじゃないんで。良いか悪いか分かんないですけど。それが長くやってる感じのアレなのかな?って。

Q.ガーコさんが持っている二丁目イメージを教えて下さい。

GA-KO

難しい(笑) 昔は違ったけど、今はノンケの人もいっぱい入ってきて、自分としてはゲイとかノンケとかそういう区別っていうか、そういうのは基本好きじゃないんで。そういう意味では、今の2丁目っていうのはすごくありがたい。認めてくれてるからこそ、2丁目に遊びにきてくれてるし、増えてるんだろうなって思うし。ていう意味ではすごくありがたいっていうか居心地がいい感じだとは思いますね。

デリヘルくん

昔から見ていくと、2丁目の中でもいろんなタイミングで変化があったと思うんですけど。コロナをキッカケにまた変化のタイミングだと思いますが、今後の二丁目に期待することはありますか?

GA-KO

そうですね。コロナもあるし、今ふと思ったのが、ノンケの人がメディアの影響でいっぱい来るようになって。そうするとゲイのノンケ嫌って人がいっぱいいるじゃないですか。なぜ2丁目にって。そういう人がわって減って、でゲイが出会いとかをSNSとアプリで求めるようになったじゃないですか。元々昔出会い目的で2丁目にゲイは来てて、飲み屋でとかあったけど。それが段々減ってきて、ケータイとかで全部出会いはできるようになってるから。ゲイ全体としては2丁目は存在が減ってると思うんで、もっとゲイの人もたくさん2丁目にきて欲しいなっていうのもあるかもしれないですね。イベントとかに来る人はいると思うんですけど、でも出会いを2丁目で求めている人が少ないような気がします。だから、そこはちょっと勿体無いかなっていう気はしますね。すげぇベタなアレですけど(笑)

Q.GA-KOさんの2丁目デビューはいつ頃から?

GA-KO

18の時、高校を卒業して地方から出てきてすぐって感じですね。

デリヘルくん

それですぐにお店に入られたんですか?

GA-KO

えっと、21くらいかな?21、2くらいの時にお店に入りました。で、キャラもこんなんじゃなかったんですけど、昔は坊主に髭でDJをやってたんですよ。だからホントMONSOONはクラブみたいな感じのショットバーで、元々音楽ずっとやってて、レコードいっぱい持ってたんで、それでDJで色々やってましたね。だから今とは全然雰囲気違うんですよね。元々クラブ好きでって感じでずっとやってました。

デリヘルくん

イベントも参加してたんですか?

GA-KO

バリバリ出てました。昔、CODEとかACEとかで色々やってた。実はそういうのも過去に(笑) DJのNARUSEさんとかカワムラさんとか、ナオさんとかタケさんとか。そこらへんの人とやってましたね。

デリヘルくん

すごーい!今も声かかったりとかは?

GA-KO

最初の方はちょとありましたけど、もう時代も時代なんで、もうそういうのは引きこもりで。クラブからは離れて、水商売だけって感じですね。

デリヘルくん

プライベートでやったりとかもしないんですか?

GA-KO

しないです。もう、ジャンルを変えて、坊主髭とかじゃなくてみたいな。ちょっと変な路線に(笑)

デリヘルくん

どういう?(笑)

GA-KO

いや、ゲイだけどゲイがダメなんですよ。ダメっていうのは、ゲイが恋愛対象にならないんですよ。ある日から。

デリヘルくん

あ〜。

GA-KO

ゲイが恋愛対象にならなくなっちゃって、それでノンケとかが好きになっちゃって、どうしたらノンケを食うか?っていうのでちょっとジャンル変えしたんですよ。ちょっと中性的にしてとか、いやいややってるんですけどね、これ。

デリヘルくん

あ、そうなんですか!

GA-KO

いやいやですね。で、会う時は化粧とかしたりして、それで食ってるって感じ。ノンケ相手に。だから別に坊主髭でも全然良かったんですけど、なんか無駄に恋愛対象が変わっちゃったからジャンル変えした、みたいな。そういう。

デリヘルくん

すごーい。

Q.最後に一言。

GA-KO

なんでも来いな店なので、お酒が好きで興味ある人は是非。あと体育会が好きな人とか(笑) そういう感じの人は楽しめると思います。

デリヘルくん

ありがとうございました。

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