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デリヘルくんが聞く!突撃インタビュー!!

vol.56 AshuraBar らんこ

店舗名:AshuraBar 店舗住所:東京都新宿区新宿2-15-13 ナカエビルⅢ 4階 店舗電話:03-5341-4587 営業時間:(新宿店)月〜木曜日13:00~23:00 金曜日13:00〜24時間営業 土曜日24時間営業、日曜日〜23:00 (上野店)月〜木曜日13:00~23:00 金曜日13:00〜24時間営業 土曜日24時間営業、日曜日〜23:00 (新橋店)日〜木曜日17:00~23:00 金曜日・土曜日17:00〜翌8:00 (銀座店)月〜土13:00〜22:00 定休日:銀座店のみ日曜日
http://ashurabar.jp/access/

Q.デリバリーボーイズについてどのような印象を持たれてますか?

らんこ

今の時代、性行為での性感染症のリスクを未然に防ぐためにも、コンドームが無料で配られる活動は、私個人の意見としてはとても良いと感じています。御手洗いから出てすぐの場所に置いているので、御手洗いから出る際に持って帰られる方もいらっしゃいます、中にはまとめて持っていかれるお客様もいらっしゃいます。



デリヘルくん

訪問するスタッフとのコミュニケーションの中で、印象に残っているようなことはありますか?

らんこ

金曜日に来られてますよね、私はシフトの関係上なかなか立ち会えないですが、今はチーママが金曜日に入っており、訪問に来られるスタッフの方と顔見知りになって挨拶しあってるような、そういった関係性が築けている印象があります。

デリヘルくん

お客さんの反応はどうですか?

らんこ

AshuraBarは、aktaさんの真向かいのビルなので、活動をご存じの方が多いですね。知らない方が来られた場合は「そこだよ」って、ご案内はします。結構知名度はあると思いますよ。

Q.コンドームを設置して、お客さんの反応はどうですか?

らんこ

パッケージが可愛いじゃないですか、なので「これ欲しい!!」って持って帰られる人もいらっしゃいます。

デリヘルくん

コンドームをキッカケに店内で会話になるようなことはありますか?

らんこ

コンドームを持って帰られるお客さんがいた時に、「付けなきゃダメよ!!」とか「ナマはダメだよ!!」ってな会話につながることもありますね。

デリヘルくん

セックスについての会話はありますか?

らんこ

タチ、ウケって会話はありますけど、行為自体の具体的な話はあまりないかもですね。

デリヘルくん

そうなんですね。

らんこ

女性やノンケの方も来られますから、あんまりドギツイ話すると引く方もいらっしゃるんで、周りを見て会話していますね。

Q.お店での相談等(お客さんから)はありますか?(HIV/性感染症等)

らんこ

今はコロナの話題が多いですが、以前は相談というか、性感染症の話題になったことはありますが、私の友人でも(HIV陽性に)なってる人もいて、身近で話を聞いていたりしていたので、大変じゃないですか、お薬とか飲み続けなきゃいけなかったりと。でも最近はあまりその話題は少ない気がしています。

デリヘルくん

ママさん自身が持っているHIVのイメージはどんなものですか?

らんこ

昔ってHIVに感染して、発症したら生存率が低いってイメージがあったけど、今は医学も進歩してお薬でウイルス量を抑える事ができるってことを友人から聞いたりもしているので、感染しない方がいいとは思うんですけど。ただ感染してそこまで卑下する時代ではないのかなって、病気と共に共存してくような印象の時代なのかなって思っています。ただ、感染しないように未然に防いでいくことが重要なのかなと思いますが、じゃないとゲイの世界は特にね…(笑)

デリヘルくん

(笑)

らんこ

セックスの頻度や内容の濃さも色々だと思うので。

Q.お店の名前の由来は?

らんこ

オーナーが元々神社仏閣とか好きなのもありますし、ホームページを検索する時の検索エンジンって「A」から出てくるってこともあって。ヒットしやすいように「A」から始まる「仏閣」だったら「阿修羅像」っていうところからきてるってことは聞いてます。

Q.お店のコンセプトは?

らんこ

AshuraBarは現在4店舗あって、新宿店、上野店、新橋店、銀座店と、それぞれの店舗でお店のコンセプトが違うんですけど、新宿店は基本ゲイバーではありますが、女性やノンケの方も来られるような、色んなセクシュアリティの方でワイワイしてるイメージ。上野店、新橋店はゲイオンリー。銀座店はカフェでもあるので、お酒もあるんですけど、コーヒーも出していたり、新宿店と同じで色んな層の方をターゲットにしてる店舗になります。

デリヘルくん

客層もそれぞれで違うんですね〜。

らんこ

そうですね、新宿店は20代〜70近い人も来てくれていて、すごく幅が広いんですよね。

デリヘルくん

インタビューのオファーをしに行った時も年配の方が来てましたね!カラオケもされてて賑やかでした。

らんこ

そうですよね。一応日曜日はカラオケの採点でゾロ目が出たらテキーラをサービスってことをやってまして。

デリヘルくん

テキーラ!(笑)

らんこ

私自身的には飲みたくないですけどね(笑) なんかね、遊び感覚で毎週通って来てくださってる60代のお客さんもいますね。

デリヘルくん

すご〜い!

らんこ

そんなに飲みたかったらお金払えばいいじゃんって思うけど(笑)

デリヘルくん

(笑)

Q.週末は24時間営業をされてるんですか?

らんこ

そうですね、金曜日の昼の13時〜日曜日の夜の23時まで連続営業していますが、労働基準法を守り、8時間交代でスタッフが変わります。

デリヘルくん

すごいですね!最初に24時間営業をしようと思ったキッカケって何だったんですか?

らんこ

私はオープンした時からいるんですけど、最初オープンした時って確か、早い時間で終わってたんですね。でもやっぱりお客さんが来るようになって、週末って他の店舗さんは朝までやってたりするじゃないですか。朝まではやるようになったんですけど、何かAshuraBarにしかないセールスポイントはないかなってことで、連続営業にしたんだと思います。なかなかないじゃないですか?

デリヘルくん

そうですよね。

らんこ

大体一旦閉めるじゃないですか?例えば1部が終わっても2部で、みたいな感じで。ここ(AshuraBar)はもう、ある意味キチガイバー(笑)

デリヘルくん

(笑) 1店舗で眠らない街を再現されてるのはすごいですね!

らんこ

だからまぁ斬新なオーナーのアイディアですよね。

デリヘルくん

でもこれを実現するためには、スタッフさんが結構いないと難しいですよね?

らんこ

そうですね、多い時で全店舗合わせて60人くらいいましたね。

デリヘルくん

すごいですね、ちょっとしたアイドル事務所くらいの人数ですね(笑)

らんこ

前は人数がいたので割と空きがなかったんですけど、今はコロナ禍で避けてる方もいらっしゃるから、人手不足にはなってますけどね。かといって労基に抵触しないホワイト企業です。

デリヘルくん

スタッフさんが沢山いると、毎回新鮮そうですね!

らんこ

そうですね。固定なんですけど、曜日によって店内のカラー(雰囲気)が違います。

Q.多地域展開もされてるとのことで、地域を広げようと思ったキッカケは?

らんこ

元々オーナーが新宿店にお店をオープンする前に、上野の「SMILE」ってお店でアルバイト経験があり、新宿店をオープンして、二号店は古巣の上野でやりたいって希望を叶えたという感じ。そこから上野店ができて、次はどこをターゲットにしようって考えた時に、サラリーマン層で新橋だよねって。それで3店舗できて次は何ってなった時に、今度は高級感のある銀座で、黒革の手帳ごっこしましょうって(笑)

デリヘルくん

(笑)

らんこ

ただまぁ、新宿店と上野店は固定のお客さんがいますけど、新橋店はまだコロナ禍でオープンして、割と閉めていることも多かったし、銀座店(フライトカフェ)は去年の11月に出してるので、これから認知度を上げてお客さんに来てもらえればって感じですね。

デリヘルくん

それぞれの地域でカラーが違うと思いますけど、来られる客層も違ったりしますか?

らんこ

そうですね、全店共通してるお客さんもいますけど、上野は昔は割と年配ってイメージがあったと思うんですけど、若い層のお店が増えてますし。なので、新宿は新宿、上野は上野って感覚で飲みに来られるお客様が増えた感じはしますよね。

デリヘルくん

今、銀座店が出来たばかりだと思いますけど、今後の展開として、もっと地域を広げるような計画はありますか?

らんこ

オーナーが今介護の勉強をしていて、将来的には介護施設としてゲイの老人ホームを作りたいってのがあるんですよ。最近、新橋店と銀座店の掛け持ちで60代のスタッフが入りました(笑)

デリヘルくん

えー、60代でスタッフとして入られてるってすごいですね、体力的にも!

らんこ

うちのオーナーは、すごい寛大な方なんだなって(笑) 。で、年配の方もいますし、将来的には介護施設を開設したら、そっちの方に入れらるって感じで(笑)

デリヘルくん

すごいビジョンですね(笑)

らんこ

でもゲイの中でも高齢化はありますし、独り身の人も多いじゃないですか。パートナーがいたとしても、最終的に一人になった時にどうするかとか。そうした時にゲイの老人ホームがあればそれはそれで楽しいんだろうなって気持ちはわかりますよね。でもゲイだけが集まると介護士の方にちょっかい出すようなこともありそうでアレですけど(笑)

デリヘルくん

(笑)

らんこ

まぁ、生きる希望に繋がるのかなって(笑)

Q.メディア露出が多い印象がありますが、周囲の反応は?

らんこ

コロナ禍でお店が開けない状況の時にYouTubeを始めて、YouTubeを見ましたと言って来て下さるお客さんもいて、有難いと思っています。今はYouTubeも継続していてコンテンツも沢山あります。「劇団阿修羅バー」とか「きめろ!ボドゲ★クイーン」、「新橋店のかってに縁側日誌」とか色んなのがあって(笑)

デリヘルくん

いいですね(笑)

らんこ

オーナーが色んなことに挑戦したい人なので。

デリヘルくん

じゃー、オーナーさんが割とメインで企画されてるんですか?

らんこ

Ashuraのスタッフの人って、自分も然りアルバイトの方が多く、それぞれの店舗毎で企画編集をしています。

デリヘルくん

え、らんこさんもアルバイトだったんですか?

らんこ

私も副業で、本業は別にあります。

デリヘルくん

それでママさんをやられるって大変じゃないですか?

らんこ

ね、歳が歳だから(笑) オープンの時からいるスタッフが4人しか残っていないので。

デリヘルくん

そうなんですね、オープン時は何人くらいでやられてたんですか?

らんこ

オープニングメンバーは曜日によってイベントみたいな感じで違ってたんですね。例えばある曜日はディズニーナイトとか、マドンナナイトとか、そういうコンセプトだったんです(笑)

デリヘルくん

そうだったんですね(笑)

らんこ

その時は曜日ごとに2人体制だったので、単純計算でマックスで14人でやってた感じだったんですけども。現在初期メンバーで残ってるのは年長組しかいない感じです。

デリヘルくん

じゃー基本はアルバイトの人で回してるって感じなんですね。

らんこ

本当にそんな感じですね。色んなゲイバーさんでも社員として働かれてる方もいますもんね。

デリヘルくん

でもなかなか、こんなに店舗数とスタッフ数のお店ってないですもんね。

らんこ

どこまで目指すんだろうと思って(笑) 介護の前は居酒屋をやりたいと聞いていたりもして。なんかすごい多角経営みたい(笑)

デリヘルくん

(笑) そういうのもあるかもしれないですけど、ゲイバーから広がっていくってなかなか見たことないなって思って。

らんこ

野心が強いっていうか、向上心が高いっていうか。あとウェブ制作会社でもあります。

デリヘルくん

すごいですね。なんでもやられるんですね。ホームページ拝見させてもらったんですけど、4コマ漫画もオーナーさんが描かれてるものがありますよね。

らんこ

AshuraBar新宿店に絵が沢山飾られてるんですけど、オーナーが絵が好きで。4コマ漫画は独特ですけどね(笑)

デリヘルくん

すごく独特ですよね(笑) でもすごいですよね、マルチに色々やられていて。

らんこ

脱サラして新宿にAshuraBarを開いて、当初はダブルワークしながら、新宿店が軌道に乗ったから辞めて、そこから法人化して今のスタイルの流れなので。オーナーは起業家ですね。

Q.今、お店で(または個人的に)流行っている事はありますか?

らんこ

コロナで営業できなくなって休みが増えた時、普段はサラリーマンで本業がありますが、帰宅して時間があるので、アニメにハマりましたね。今も時間があったら、パートナーと一緒に食事をしながらアニメを見るのが日課って感じですね。

デリヘルくん

いいですね!どんなアニメを見られるんですか?

らんこ

今はね、「スパイファミリー」とか面白いですよね。あとは「盾の勇者の成り上がり」とか「俺物語!!」とか最近見ましたね。「俺物語‼」で沙也加が歌ってるんだって気づいて、今もパートナーがAshurabarに来た際は、そればっかり歌ってます(笑)

デリヘルくん

(笑) いいですね。

Q.ママになったのはいつからですか?

らんこ

2年前にママになって、それまではチーママで。名前だけだけどね(笑)

デリヘルくん

でも大変ですよね。店舗が増えたことがキッカケですか?

らんこ

そうですね、それぞれの店舗に責任者を立てるタイミングで。

デリヘルくん

Ashuraさん以外では働いてたんですか?(二丁目で)

らんこ

今は閉店していますが、友人が経営する「ピンクタイフーン」ってお店があったんですね。その時に数回ヘルプで入ったくらい。元々人と話するのが得意じゃなかったので、実質Ashuraで9年目になるんですけど、Ashuraが初めての店子デビューの店としています。

デリヘルくん

なるほど。今ママさんとして心がけていることはありますか?

らんこ

オーナーはいますが、その店舗を任されているところもあるので。そこはママになって、自分の中でもしっかりしなきゃなって感じています。あとはスタッフの時は横並びでなぁなぁなところもありましたけど、元々人に対して強く言うのが得意ではないんですが、強く言わなきゃいけないこともあるので、そういった難しさがありますね。それでスタッフとの関係性も悪くなることもあるけど、責任者という立場で努めるようにしています。

Q.二丁目にどんなイメージを持ってますか?

らんこ

やっぱり今って、アプリとか出会いのツールって多いじゃないですか?自分達の時代はツールが少なかったので、飲み屋さんに行って出会ったり。その違いは大きいかな。なので昔は今よりもゲイの人が多かったイメージ。今はノンケの人も普通に歩いてるし、LGBTが認められる時代に変わったんだなってすごく感じます。昔はすれ違う人ゲイ、ゲイ、ゲイって(笑) そういう時代だったんですよ。

デリヘルくん

(笑) 時代と共に変化してる二丁目の今後に期待することはありますか?

らんこ

でもやっぱり出会いのツールが増えてきてるけど、人と会ってコミュニケーションを取ることって重要だと思うんですね。色んな人との繋がりにもなるから。今はちょっとコロナ禍でその分お客さんが減ったってこともあるので、もっと昔の活気を取り戻して、お客さんが来て、楽しみながら色んな繋がりを作って。そんな風に盛り上がってきて欲しいなって思いますね。今少しずつ戻ってきてはいるけど、以前に比べたらまだまだって思うところもあるので。あとは、二丁目って昔からある街で独特じゃないですか。だから多分衰退することもないと思うんです。これからもずっと生きて、その中で色んなお店が出来て、色んなお客さんが来るような、ターゲット層が変わってくると思うんです。みなさん年齢を重ねて歳をとると(飲みに)出なくなる人もいるので、百年時代って言ってますけど、年取っても行けるお店があるといいなって思います。

Q.最後に一言。

らんこ

YouTubeでは「劇団阿修羅バー」って、大々的に力を入れてるコンテンツもありますので、是非チャンネル登録をお願いします。既存店の新宿店が9年目、上野店が7年目になりますが、新店舗の新橋店、銀座店(フライトカフェ)ももっともっとお客さんに来ていただけるように認知度を高めていきたいです。AshuraBarグループ4店舗ありますけど、それぞれカラーが違いますので、皆様のお越しをお待ちしております。

デリヘルくん

ありがとうございました。

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